福井の山  火燈山(803m)

                      
2023年4月21日 曇り時々晴れ

  大内峠駐車場(9:20)→5分の2地点(10:00)→5分の3地点(10:25)→火燈山
 (11:20〜30)→739m地点(11:40〜12:10)→大内峠駐車場(13:25)

今年はシャクナゲの表年だと言うので、一昨年の感激を再び味わいたくて火燈山に登ることにした。気がかりは、今年は開花が10日ほど早いということだ。平日だからか、遅い時間にもかかわらず余裕をもって車を止めることができた。
 大内峠を越えるといきなりの急登だ。しかし一度登っている道は、心に余裕がある。若葉が生き生きしている。やがてミツバツツジが現れる。かなり大きな規模で、これだけの群落は珍しい。シャクナゲと言えばすでに花を落として、若い葉が出かかっている。ちょっと遅かったかなと不安がよぎる。
 5分の2地点を過ぎると、ようやくシャクナゲが現れたが半分枯れかかった美しいとは言えない花だった。しかし高度を上げて行くときれいな花が現れ、それからはピンクや薄いピンク、白などのシャクナゲのオンパレードだった。急登の苦しさも知らぬ間に忘れ、ビデオの撮影に大忙しだった。
 739m地点の標識がある所から、これから目指す火燈山の美しい姿を見ることができた。熊の平を過ぎるとイワウチワの可憐な花が現れた。しかし少し時期が遅いのか、散りかけていて、少し元気が無いように見えた。
 最後の急登を登れば頂上だ。狭い頂上は足場も無いくらい混雑していたが、今日はたった3人だけだった。いつものようにラーメンを作るべくリュックを下ろして、かけてあったシャツが無いのに気が付いた。のんきに昼食を食べている場合ではないと思い、写真を一枚撮ってもらって下山にかかる。
 途中で会った人に「シャツは木の枝にかけておきましたよ」と言われ少し安心する。間もなく回収できて、739m地点の標識がある広場で昼食にした。近頃は自分のご褒美として韓国ラーメンを食べることにしている。
  そこからはゆっくり花を愛でながら歩いて行った。

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