今回も晴天に誘われ て、文珠山の下見をすることにした。最初、二上登山口に行ったが、満車で止める隙もない。平日なのに、天気に誘われて大勢の人が登っているみたいだ。そこで大村登山口にまわる。2キロ以内だったら縦走するつもりだったが、車の距離計は2.3キロを指していて、微妙な距離だ。
少し考えて、大村登山口から大正寺登山口に降りることにした。楞厳寺という難しい呼び名の寺の右横から登山道が始まっている。登山道と言っても幅の広い昔の林道で、数ある登山口の中でも一番登りやすいのではないかと思う。ツチノコ坂から本道を外れて左手の細いう回路を行くと、すぐに二上コースと合流する。後はなじみのあるとざんどうである。この時期、登山道は田んぼのようにぬかるんでいることが多く、地元の人は長靴で登っている人 が多い。細長いブロック石が敷かれたこともあるが、このところの晴天続きもあってか、登山靴が全然汚れなかったのは初めてである。
ほんの一週間前にはかなりの紅葉が残っていたが、今は全く見られない。頂上からは白山がはっきりと見えた。これも久しぶりだ。頂上で食事をする人はほとんどいなく、みんなあわただしく下って行く。
帰りは小文殊から大正寺の方に下って行く。この道の方がぬかるんでおり滑りやすかった。岩題目の分岐近くでとても急な階段があったが、それほど心配はいらないだろう。大正寺の部落から県道に出る時右へ行けばいいのか少し迷ったが、山に沿って左に行くとトンネルがあった。このトンネルを越すのが非常に長く感じた。トンネルを越してからも部落を一つ越さなければならなかった。おそらく、大村から二上の方が近いのではないかと思った。
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