福井の山  文珠山365m) 

                       
2021年9月20日(日) 晴れ

  南井(なおい)コース登山口(10:10)→南井コースとの分岐(10:55〜11:00)→
 文珠山(11:10〜35)→奥の院(11:50)→四方谷コースとの分岐(12:15)
 →林道出合(12:25)→南井コース登山口(12:50)

前回鯖江(酒清水)からのコースに挑戦した時、四方谷に降りるコースが気になっていた。そこで南井コースから周遊することにした。南井コースには史跡があり、僕の好きなコースの一つだ。いきなり「岩上地蔵」が現れた。文殊山の地盤がゆるく雨が降ると崩れてきたのを、この岩に地蔵菩薩を祀ってお祈りしたら落石は止まったという。
 登山道は川の流れと一緒になっているため崩れている所が多く歩きにくい。途中からきれいなジグザグの道に変わっていくが、この辺りもジグザグのゆったりした道に整備して欲しいものだ。次に「8畳敷岩」という大きな岩が現れる。山中で道に迷わないように道しるべになったという。
 登山道は緩やかになり、大きな岩を巻いて行く。縦走路と交わる地点まではその岩の裏側をかなり歩くが、途中に「山姥の岩洞」がある。山姥が洞穴の中に住んでいたらしい。登山道から少し離れているので近づいて見ることはできない。分岐を右に折れれば、文珠山(大文殊)までは意外と近い。
 帰路、奥の院から四方谷に降りる分岐までが思っていたよりも長かった。どんどん下って行くので鯖江の酒清水まで行ってしまうのではないかと不安になったころ、ようやく分岐を現す鉄の標識が現れた。錆びていてほとんど字が読めない。階段が造られていて整備はされているようだったが、人が歩いている感じがあまり無い。それにかなりの急登なので、ここを登ってくるのは大変だろうと思ったが、その分、林道まではあっという間に着いてしまった。
  林道から下りる山道もあったのだろうが、下に集落が見えたので林道を下って行った。歩きやすかったし、たいして時間も違わないだろう。四方谷の集落手前にツリフネソウの群落があり、南井の集落の端にマンジュシャゲの大群落があって目を楽しませてくれた。


     福井の山