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鬼ヶ岳は今年2度目 だが、周遊コースを逆回りに歩いてみることにした。また、少し気になっていた西鬼ヶ岳にも行ってみたかった。今日は20度を超すという初夏並みの温かさだったので、途中からＴシャツ一枚で歩く。
林間コースには獣避けネットの扉を開けて入る。メインコースの階段や岩の急登ではないにしても、かなりの勾配の坂が延々と続く。このところの天気のおかげで足元がぬかるんでいないのがうれしい。春の陽気に誘われてか、小さなスミレ、ショウジョウバカマ、山桜、椿などが次々と現れ、目を楽しませてくれる。
尾根道はやがて平になり、ルンルン気分で歩ける。しかし、鬼ヶ岳の頂上は右手にそびえていて、いったん下らなければならない。この登り返しがこのコースで一番つらい所だ。親子が何組か軽快に下りてくる。
息も絶え絶えになじみの頂上に到達する。眼下に広がる平 野とその先にそびえる白山。今日は白が際立っている。恒例のインスタントラーメンの昼食の後、西鬼ヶ岳に行ってみた。何回かアップダウンがあったが、案内板の通り10分で頂上に着く。南側が開けており、山並はどこまでも続いていた。振り返れば鬼ヶ岳の休憩小屋が天空の城のように樹木の上に浮かんでいた。
帰りに白鬼展望台から見た山並にも感動した。携帯に山座同定のアプリがあり、山にかざせば山名を教えてくれとても便利だ。右から姥ヶ岳、能郷白山、部子山、荒島岳、経ヶ岳、法恩寺山、別山、白山と連なる山は圧巻である。
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