福井の山   492.1m) 

                      
2020年5月14日(木) 晴れ

  2登山口(11:55)→文殊堂(11:05)→林道終点(11:20)→西御殿跡(11:50)
  →杣山(12:10〜50)→姫穴コースとの合流地点(13:20)→第
2登山口(13:35)

 
      広い頂上部
 前回、王道である姫穴コースから犬戻し駒返しコースを通って周遊したのだが、今回は文殊堂コースから岩屋不動尊コースに下山するコースを歩いてみた。第2登山口には大きな駐車場と休憩所があり、この集落の寄合場所となっているのかもしれない。すぐイノシシ除けの柵が現れる。3本はずして中に入る。このような形式の柵は初めてだ。

前方に緑の広場がひろがっており、それを低山が屏風のように囲んでいる。文殊堂コースはすぐ右手から始まる。擬木のかなり急な階段が続いているが、あっけなく文殊堂が現れた。山の中にしては立派な建物で、手入れも行き届いている。さらにひと登りで林道終点に出る。舗装された立派な駐車場になっている。もし知らされていなかったら「なんだ車でここまで来れたのか」と少しがっかりするかもしれない。

相変わらず急な擬木の階段が続くが、尾根に出ると緩やかな稜線歩きとなる。西御殿跡は単なる小さな広場だが、本丸台跡は少し高台になっており当時のイメージがしやすい。この尾根道のハイライトは、唯一展望がきく(うち)(かけ)岩からの雄大な眺めであろう。あっけなく着いた頂上は広場になっているが、誰もいなく寂しく感じる。暑かったので一段下の木陰で昼食とした。帰りは岩屋不動尊コースをとる。細長い広場になっている東御殿跡にはツツジが満開だった。しばらくしてから始まる急傾斜は半端でなかった。ここの登りはきついだろう。また姫穴コースと合流する手前には落石がごろごろしていて少し恐怖を感じた。地震で落ちてきたのかも知れないが、こんなのに直撃されたらひとたまりもない。どうも姫穴コース、犬戻し駒返しコース、文殊堂コースの3つがメインのようだ。

休憩舎のある姫穴コースとの合流地点に来ると一安心だ。すぐ下に前回はあったトイレは壊されていた。キャンプ場は今でも使われているのだろうか、と考えているうちに緑の広場に出てしまった。休憩所の前には冷たい水が出ていて、顔を洗うとさっぱりした。

帰りに林道を終点まで走ってみた。道路は舗装されていてきれいなので、今度みんなと来る時はここまで車で来るのもいいと思った。


    福井の山