福井の山 |
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前方に緑の広場がひろがっており、それを低山が屏風のように囲んでいる。文殊堂コースはすぐ右手から始まる。擬木のかなり急な階段が続いているが、あっけなく文殊堂が現れた。山の中にしては立派な建物で、手入れも行き届いている。さらにひと登りで林道終点に出る。舗装された立派な駐車場になっている。もし知らされていなかったら「なんだ車でここまで来れたのか」と少しがっかりするかもしれない。 相変わらず急な擬木の階段が続くが、尾根に出ると緩やかな稜線歩きとなる。西御殿跡は単なる小さな広場だが、本丸台跡は少し高台になっており当時のイメージがしやすい。この尾根道のハイライトは、唯一展望がきく袿掛岩からの雄大な眺めであろう。あっけなく着いた頂上は広場になっているが、誰もいなく寂しく感じる。暑かったので一段下の木陰で昼食とした。 休憩舎のある姫穴コースとの合流地点に来ると一安心だ。すぐ下に前回はあったトイレは壊されていた。キャンプ場は今でも使われているのだろうか、と考えているうちに緑の広場に出てしまった。休憩所の前には冷たい水が出ていて、顔を洗うとさっぱりした。 帰りに林道を終点まで走ってみた。道路は舗装されていてきれいなので、今度みんなと来る時はここまで車で来るのもいいと思った。 |