「あしハイキングクラブ」で登る。この機会が無かったら、恐らく登ることは無かった山だ。巡視路を経由して頂上に達し、神社に下山して違う道から登り返すという、初めての登り方だ。あっけなく登ってしまう低山の場合 、こういう登り方もあるのだなと感心する。
まず登山口がわからない。巡視路の案内があるだけで乙坂山の文字はどこにもない。2つの鉄塔を越すまでは階段がつけられた個所が多く登りやすい。問題はその上で、かすかな踏み跡をたどって行く。リーダーのMさんも時々立ち止まってピンクのリボンを確認する。雑木林の広くなった所は方向を見誤りやすい。滑りやすい急登を登り、勾配がゆるくなると乙坂山の頂上だ。
南側が開けており雄大な景色を俯瞰することができる。展望図が描かれており、知らなかった多くの山が描かれている。いちばん奥に目をやると、高頭山とホノケ山が双耳峰のように並んでいる。
記念写真を撮って、反対側に下山する。神社近くの林道からは近くの文珠山、遠くの銀杏峰や部子山などが見えた。みんなが林道脇に注目するので何かと思ったら、菊に似た小さな花が咲いていた。
神社まで降りると、今度は左側の登山道を登り返す。割ときれいに整備されており、ここがメインの登山道だと推測される。再びの頂上で昼食。マッチを無くし、昼食が食えなくなるかというちょっとした事件もあったが、無事解決し楽しい昼食となった。そこからはピストンだ。登る時と景色が違うので迷いやすい所もあったが無事下山。「ふくい健康の森」に戻ると沿道の樹木は紅葉真っ盛り。とくにイチョウの黄色が鮮やかであった。
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