福井の山 三ノ峰(2128m) |
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上小池駐車場(6:50)→登山口(7:15)→山腰屋敷跡(7:35)→六本檜(8:40〜45) |
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もう夏も終わろうかと言う時期に、今年は高山植物を見ていないことに気づき、三ノ峰に挑戦することにした。2000mあればまだ高山植物は残っているはずだ。中部縦貫道のおかげで、1時間30分で上小池に着いてしまう。少し迷ったが下の駐車場に止めることにした。林道に近いので楽なのではないかと思ったのだ。刈込池の入り口の案内板には下の駐車場1000m、上の駐車場300mと書いてあって、少しがっかりする。 そこから10分ほど歩けば三 ![]() かなりばてながら六本檜に着くと、眼下に雄大な景色が待っている。左手前方にはこれから登る三ノ峰から別山への連なりが広がっている。大木の根に腰をおろし、しばし息を整える。 樹林帯を抜けると草原状の山が現れ、素敵な尾根道に変わる。ただ、雲が太陽を隠しているうちはいいが、太陽が現れるとさえぎるものが無い分猛烈な暑さに変わる ![]() ベンチと標柱が立つ高みが見えてきたので、主婦の一人が「頂上?」と叫んだが、そこから頂上まではまだ1200mもあった。ただ景色は抜群。白山の方向に山小屋が見えたが、南竜の小屋だろう。しばらくなだらかであったが、再び急登に変わる。同時に花も多くなる。タカネナデシコやハクサンシャジン、が現れ、タカネマツムシソウは登山道の両側に群落を作っている。遠目にニッコウキスゲの群落かと思っていた黄色い花はマルダケブキであった。右手の斜面は色とりどりの高山植物におおわれていた。下山してきた女性が「お花畑って本当にあるんですね」と感激していた。 這う這うの体で避難小屋に着いて昼食を食べ、三ノ峰に上がってみた。ガスが涌いてきて周りは見えず、写真だけ撮ってすぐ下山にかかった。久しぶりの山に足は悲鳴を上げていて、運動不足と年齢とを痛感していたが、あの高山植物を見られただけでも十分満足であった。
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