福井の山   青葉山(693m)

                    2022年4月3日 晴れ

   松尾寺コース駐車場(9:25)→石鳥居(10:10)→西峰(10:50〜11:05)
  →東峰(11:35〜40)→西峰(12:00〜12:15)→石鳥居(12:50)→
  松尾寺コース駐車場(13:25)

 ハーモニーホールで7時半に待ち合わせ。Kさんの運転で青葉山を目指して一路嶺南へ。青葉山は東峰と西峰に分かれているが、その間にある危険個所を避けて、今回は景色の良い西峰をピストンすることにした。登山口は西国八十八ヶ所二十九番目の札所である松尾寺(まつのおじ)にある。声をかけられた住職によると、大改装があるようでこの姿を見られるのもあと少しだそうだ。
 本堂右手の渡り廊下をくぐると「京都の自然二百選」標柱の横に登山口がある。竹林の中の穏やかな道は立派な雑木林に変わり、崩れた鳥居のある広場に出る。昔ここに神社があったのだろうか。この辺りまでタチツボスミレが見られた。見上げれば西峰と思われる頂上部がそびえている。
 広場を横切ると本格的な登山道が始まる。かなりきつい傾斜が延々と続いている。所々に太いロープがかかっているが、登山道を横切る大木の根が階段の役目をしてくれてありがたい。ジグザグに少し進むとアルミの長い階段が現れる。手すりがついていて安心感はあるが、勾配はかなりきつい。梯子を渡り切り次の短い梯子の間では多くのミスミソウが現れわれわれの目を楽しませてくれた。
 樹木の間から屋根らしきものが見え、一瞬頂上と間違えたが「青葉妙理大権現」の小さな祠であった。左手が切れ落ちた所に出るとその下にリアス式の内浦湾の青い海が広がっていた。西峰の頂上はすぐ先で、「松尾寺奥の院」と休憩小屋があり、その奥の岩の上に頂上を示す標柱が立っている。ただその岩に登るのにとても怖い思いをすることになるが、そこから見下ろす雄大な内浦湾の景色に感嘆の声があがる。怖さも報われる瞬間だ。
 僕は東峰まで行ってみるつもりだったが、みんなは梯子が現れる所まで行ってみようということになった。アップダウンが激しく危険な個所もあったので、みんなは適当な所で引き返したが、僕は偵察のつもりで東峰まで行ってみた。途中に梯子やチェーンのかかった岩場など危険な個所もあったので、みんなで行くのはやめておいた方が賢明かもしれないと思った。
 帰りにポツポツと雨が降り出したがすぐに止んでほっとする。下山中、登る時に気が付かなかったアセビ、ダンコウバイ、サクラ、キブシなどを見ることができて、大満足であった。
    福井の山