福井の山   越前三ノ峰2095m) 

                    2021年8月8日(日) 曇り時々晴れ

  上小池駐車場(6:55)→山越屋敷跡(7:30〜35)→六本檜(8:35〜40)→
 剣ヶ岩(9:40〜45)→頂上まで1
.k地点(10:35〜40)→避難小屋
 (11:30〜12:30)→頂上まで1
.k地点(13:00)→剣ヶ岩
 (13:30〜35)→六本檜(14:15〜20)→山越屋敷跡(15:00〜10)
 →上小池駐車場(15:40)

 昨年8月の終わりに登った時には、まだ花は多く残っていたが、残念ながら花のシーズンは終わりかけていた。そこで盛りの花を見るために三ノ峰登山を計画した。予定は9日だったが、台風などの影響でその日の予報は雨。8日は晴れだったので、Kさんと相談して急きょ1日早めて登ることにした。当初6名の参加だったが、2人減り、Kさんもコロナワクチン注射の影響か夜に熱が出て行けなくなり、結局合計3人になってしまった。
 Iさんと5時10分に待ち合わせ、Tさんのワゴン車で一路上小池の駐車場に。中部縦貫道路ができて、大野まではずいぶん早くなったものだ。日曜とは言え、駐車場はほぼ満杯、いかに人気の山であるかがわかる。
 駐車場から林道に降り、右側の登山口を目指す。登山口からはいきなりの階段の急登だ。左側にせせらぎの音が聞こえるが、水場はもうない。水が登山道に流れ込んでいるのか、雨の後のようにジュクジュクしている。山越屋敷跡からは所々岩でごつごつした所や急登があり、六本檜までは苦しい登りが続いた。
 やっとの思いで六本檜にたどり着くと、眼下に願教寺山、屏風山、能郷白山などの山並みが見えている。振り返れば左に三ノ峰、右に別山が大きく迫っている。思いがけず大展望を望めて大満足であった。
 六本檜からは尾根歩きだ。剣ヶ岩の手前に胸突き八丁があったが、ブナの林を通り抜ければ気持ちの良い散歩道だ。剣ヶ岩を過ぎれば、ぼちぼち高山植物が現れる。シモツケソウやアザミだ。この2つは頂上付近まで途切れることは無かった。道はだんだん険しくなり、それは「頂上まで1.k地点」の標識のある所まで続いた。ここからが高山植物のオンパレードだ。タカネマツムシソウ、ハクサンフウロ、タカネナデシコなどの群落が目を楽しませてくれる。登山道の斜面には、赤、白、黄色の花がずっと下まで続いている。これだけの規模のお花畑はなかなか見られない。
 最後の急登を越えて、左に250mすすめば赤い避難小屋が見えてくる。その前の広場にも高山植物が群生している。小屋の前の広場で昼食。疲れすぎたのかあまり食欲が無い。ひと休みして、福井県の最高地点である「越前三ノ峰」に出かけた。踏み跡をたどり笹をかき分け進んで行く。しかし頂上らしき所には標識も無かった。頂上からの展望も無かったので、何となく割り切れない気持ちで下山した。
 帰りの距離は長く感じたが、時間的には思ったより早く下山することができた。夢の中に出てきそうなくらいたくさんの花々に出合い、陽が陰っていることが多かったので快適に歩け、小屋前から雄大な三ノ峰を仰ぐことができ、ポツポツ降ってきた雨にも会わず、ラッキーで大満足な一日だった。

  


 
 
 
 
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