福井県の山   日野山 萱谷コース(794m)
     
        20023年6月18日 晴れ

   萱谷登山口(9:10)→宮谷コース分岐(10:30)→荒谷コース分岐(11:15)→北の社
  (11:50〜12:20)→日野神社奥の院(12:25〜30)→トンビ岩(13:05〜10)
  →牧谷峠(13:30)→出口(14:40)→萱谷登山口(14:50)

 久しぶりに萱谷コースから歩きたかったので、OさんIさんと駐車場で待ち合わせ。このコースは4回目だが、新雪の樹雪が青空に映えていてひどく感動したのを覚えている。
 獣よけのフェンスを越えて山の中に入るといきなりの急登だ。最後に登ったのが10年以上前なのでコースの状況はすっかり忘れていた。所々に急登はあるものの、いくつかの尾根を越えて行くコースは、樹木が屋根のようになって太陽を遮ってくれるので気持ちがいい。
 宮谷コースの分岐の手前に開けている所があり、これから登る日野山の頂上部が見えているが、まだかなり遠い。ピークを2つ超えると荒谷コースの分岐に着いた。問題はここからの急登だ。何回登っても慣れるものではないが、今回は覚悟をしていたせいか、それほど苦しい思いをしないで北の社に着いた。そこからの福井方面の眺めは抜群。景色を眺めながら建物の陰で昼食にした。
 帰路は牧谷峠への道を採ることにした。道は日野山の三角点の所から一気に心もとなくなる。おそらく今日は誰も歩いていないだろう。所々草が延びて藪漕ぎ状態となる。道は下る一方で時々ロープが張られた急坂が出てくる。しかし小さな花が横並びに咲いているネジキや白いササユリに慰められどんどん下って行く。途中にトンビ岩と呼ばれる三角錐の大きな岩が現れる。なぜトンビなのかはわからなかったが、岩の大きさに結構感激する。岩の右手の崖は下まで切れ落ちていて足がすくむほどだ。
 牧谷峠には古い石柱が建っており、江戸時代の雰囲気が漂っている。そこからの道は落ち葉に隠れていたり水が染みて柔らかくなっている個所があったりで、とても歩きにくい。しかし、ヤマアジサイの群落が目を楽しませてくれる。沢が出てくると何度か渡渉しなければならず、対岸に出て道がわからなくなることが何度かあった。広い林道に出てようやく安心できた。
 獣よけのフェンスを出ると萱谷の駐車場が見え、思ったより早く戻ることができた。

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