福井県の山 文殊山(365m) |
|
今回はまだ登っていない鯖江からのコースに挑戦した。例によって登山口を探すのに少し苦労する。登山口を示す案内が一切ないのは鯖江市の怠慢なのか、それともここからはあまり登ってほしくないのか。![]() いきなりの急登だ。下が赤土なので滑りやすい。しかし、うっそうと茂った木が日陰をつくってくれるので風も心地よい。雨の後だからか真っ白なキノコがあちこちに傘を広げている。ナメタケに似たキノコの小さな塊もあったが、きっと毒キノコだろう。 30分ほどで橋立山に着く。ちょっとした広場になっているが、頂上らしさは感じられない。隅っこに4等三角点がある。急坂を少し下ると、四方谷コースに降りる道が右手に現れる。そこはまだ歩いていないので次の機会に是非歩きたいと思う。そこからはアップダウンの連続で、かなりの急登が続き、他の登山道とは一線をかくす難度だ。しかし、人があまり入っていないので静かな山歩きを楽しめる。 奥の院までは長く感じたが、見慣れた社殿を目にするとほっとする。胎内くぐりをいつもとは反対方向に下って行き、最後の急登を登れば本堂のある文珠山山頂だ。本格的な山に登ったような達成感があった。 帰りに不思議なことがあった。橋立山を目標に注意して歩いていたのだが、気が付いた時には登山口近くを歩いていた。きっと見逃したのであろうが、狐に化かされたような気分だった。 |