福井の山   文殊山 (366m)

                    2022年2月9日 晴れ

   大正寺(だいしょうじ)登山口(10:15)→小文殊(11:05)→文殊山(11:25〜12:05)
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南井(なおい)コース下山口(12:20)→南井コース登山口(13:15)→
  大正寺登山口(13:40)

  晴れマークが現れたので急きょIさんと文珠山に登ることにした。大正寺コースは少しマイナーなので、駐車場の雪が心配だった。しかし駐車場は満杯、道路の端に車を止めた。平日なのにこれだけの人が入っていることに少し驚く。
 アイゼンをつけて出発。トレースがしっかりしており、アイゼンがしっかり雪をつかむので歩きやすい。結構急な階段もあっという間に通り越し、後は小文殊までは比較的なだらかな道だ。
 少し進んだ所にある展望台からは福井市方面が見渡せる。新幹線の線路が蛇のようにうねって市内に潜り込んでいる。反対側周ると、三里山の後ろに端麗な形の日野山を見ることができる。
 頂上からは、福井市とその右側にそびえる山々の、一段と広いパノラマが見渡せる。好天なので白山は白く輝いている。ベンチに座り、景色を見ながらの贅沢な昼食。太陽があるので少しも寒く感じない。
 帰りは南井コースを降りることにしていたが、分岐から誰も南井に降りていない。さすがにどうしようか思案したが、何回か歩いているので思い切って南井に向けて下山を始めた。時々膝上まである雪をかき分けたり、雪に足を取られて転倒しながら進んで行く。大岩の下をトラバースしていく所は、片側が絶壁になっていて一番危険であった。
 標識が現れるようになると少し安心する。鹿の足跡があり、その上を歩くと少し楽だった。時々雪解け水で地面が見える所現れるようになったが、そんなところで転んだらお尻は泥だらけになってしまうだろう。登る時感じていた登山口近くの急登も、雪のためかいつの間にか通り過ぎていた。林の間から登山口のトイレが見えてくると、それに向かって真っ直ぐ降りて行った。少し怖い思いもしたけれど、思い出深い登山となった。
    福井の山