福井の山 能郷白山(1617m) |
温見峠登山口(9:05)→コロンブスピーク(10:40)能郷白山(11:30〜12:40)→ |
能郷白山は2年前登山途中でバランスを崩して転倒し、鼻の下を3針を縫う怪我をした因縁の山だ。文化の日の快晴とあって、温見峠の登山口の道路の両側にはたくさんの車が止まっていた。 立派なブナの林の中を歩き始める。足元は落ち葉でふかふかしている。紅葉は残念ながら終わりかけていたが、登山口に至る山道で素晴らしい紅葉を見る事ができたのでそれほど残念だとは思わない。 いよいよ梯子やロープのかかった急登が始まる。番号のついた梯子は合計5つあるが、その間に新しい梯子が2つ付け加えられていた。怪我をした現場も確認できたが、結構上部まで登っていたことがわかる。それにしても急登がこれだけ長く続く山はあまりないのではないだろうか。それに、今回久しぶりに ![]() 1492メートルのピークまでは何回か騙されて、その度にがっかりする。そのピークは「コロンブスピーク」と名付けられていたが、ひょっとしてアメリカ大陸をインドと間違えたコロンブスにちなんで名前が付けられたのかもしれない。いずれにしても前回(十数年前)登った時はこのピークに名前は無かった。その他、新しい名前の標識がいくつもあり、誰が名付けたのか不思議だった。 そこからは急登が無くなり、山頂方面のなだらかな笹原が独特のすばらしい景観を作り出していた。ある先生が「鼻歌を歌いながら歩ける」と言っていたそうだが、確かに幅の広い穏やかな道は思わず鼻歌が口に出るかもしれない。 以前頂上広場は狭かったが、今は白山方面がきれいに刈り ![]() 帰る支度をして奥の院まで行ってみた。残念ながら、奥の院の祠は台風で倒壊していたが、そこからは岐阜方面の山並みと冠岳や金草山、銀杏峰などを同定することができた。 今回は秋とは思えないほどポカポカ陽気で、しかも雲一つ無い快晴、幸せな気分で帰路に就いた。 |