日本100名山   立山[雄山](3003m

                    
2022年9月5日(月) 晴れ後曇り

   みくりが池(9:50)→一の越山荘(10:55〜11:05)→立山[雄山](12:10〜13:00)
  →一の越山荘(13:55〜14:00)→立山室堂(14:40)

 2回中止になったので、3度目の正直である。Sさんが「秋割キャンペーン」の企画を見つけてくれたので、費用はとても安くなり4000円のお買物券までついている。
 8時20分発のケーブルカーで出発。天気がいいのでバスの中からの展望は抜群で、称名滝、弥陀ヶ原、大日連山、剱岳、ソーメン滝など絵巻物のように次から次へと現れた。
 室堂に着いて見上げると、圧倒的な迫力で立山連峰が迫っている。3000m級の山々が連らなる様はいつ見ても迫力がある。みくりが池で写真を撮って、石畳の道を歩き始める。この季節花は余り見られないと思っていたが、結構多くの花が残っていた。リンドウ、トリカブト、ヨツバシオガマ、ヤマハハコ、イワツメクサなどである。綿毛になってしまっていたがチングルマの群落は規模が大きく、最盛期の白い小さな花が目に浮かぶ。
 一の越からは岩混じりの急登が始まる。見上げると多くの人がよじ登っているように見える。同行の先生方の恐れていた所である。登りは赤ペンキ、下りは黄色ペンキに分かれていて、最盛期の登山客の多さが偲ばれる。落石や転倒による事故も多いので気持ちを引き締めて急登に足を踏み入れる。
 浮石に多く足を取られながら慎重に歩を進める。歩いてみれば意外に道幅が広く、何とか歩けそうな勾配である。つかむ石がぐらぐら動くものもあるので注意が必要である。ところで、今日の僕は調子が上がらない。高度のせいで肺か心臓が苦しいのか、年のせいでつらいのか、今まで何回か登っているが、これほど休憩を取りながら登ったことはなかった。ベテランクライマーの面目丸つぶれである。  
 それでも何とか頂上にたどり着く。目の前には山並みの大パノラマが広がっていた。休む間もなく雄山神社峰本社がある雄山の最高地点に行く。祠の横に「雄山頂上」と書かれた御影石の標石の所で記念写真を撮る。
 帰りの体調は良く、ほとんど休むことなく室堂のターミナルに戻ってきた。ケーブルカーの到着駅の土産屋で、例の買い物券を使って普段あまり買わないたくさんのお土産を買うことができて大満足であった。