平成30年 第3回  グリュッククラブ  安達太良山(1700m)

                    平成30年7月15日(日) 晴れ

   ロープウェイ山頂駅(12:50)→仙女平分岐(13:35)→安達太良山(14:35〜55)
   →仙女平分岐(15:25)→ロープウェイ山頂駅(15:55)

 昨年の磐梯山に続き、会津地方の山に登る。安達太良山は高村幸太郎の詩集「千恵子抄」で有名だ。東北自動車道の二本松ICで降りて、「あだたらやまロープウェイ」の乗り場に着くと、駐車場はほぼ満杯。さすが三連休だ。ロープウェイで山頂駅まで登り、休憩場で昼食を食べる。
 登山道入口に、皇太子同妃両殿下の記念碑が立っている。板で作られた緩やかな階段を行けば、すぐに薬師岳に着く。乳首山の別名を持つ安達太良山の頂上部が見えている。反対側には山々に囲まれた広大な平野が広がっている。
 五葉松やシャクナゲの多い登山道をゆっくり登って行く。シャクナゲの季節はすでに終わっているが、かろうじていくつかが残っていて、登山者の目を楽しませてくれる。ガレた広場に出ると、すぐ先が仙女平への分岐となっている。ここが行程の半分だ。
 分岐からは傾斜がきつくなり、所々に岩があって歩きにくい。「安達太良山山頂」の道標に一瞬喜んだ人もいたが、それは頂上への方向を示す案内板であり、頂上はさらに左手奥であった。山頂の岩峰に何人かの登山者が見える。赤茶けた岩がゴロゴロし、火山特有の細かい砂が滑りやすい。
 岩に鎖のかかった危険な個所を過ぎ、ようやく頂上に立つ。360度の大展望であったが、風が強い。沼の平方面には草木は生えていない所があり、月世界のように見える。小さな祠にお参りし、記念写真を撮ってさっそく下山にかかる。
 ロープウェイの最終便が16時20分なので、間に合うか少し心配したが、皆の下山の足取りは速く、悠々間に合った。
 その日は芦ノ牧温泉で汗を流し、翌日「塔のへつり」と「大内宿」を訪れ、充実した2日間であった。