平成27年 グリュッククラブ 第6回登山  愛宕山(924m)

                                   
平成27年12月6日(日)曇り

  清滝駐車場(10:20)→3合目小屋(11:05〜10)→5合目小屋(11:35〜40)
  →愛宕神社(13:05〜45)→5合目小屋(14:30)→3合目小屋(14:55)→
  清滝駐車場(15:35)

  グリュッククラブ最後の登山であったが、12月に登ったのは初めてだ。今回は9人の参加ということでレンタカーを借りた。それで京都までの長い道のりも車内は和気あいあい、元気な声に満ちていた。
 京都市民にとって人気の山なので、清滝の駐車場も満杯に近かった。受付のおばさんから「4時半には暗くなりますから」と念を押される。まず清滝川にかかる風情ある橋を渡る。すぐコースは石段の続く表参道と月輪寺を経由する山道の二手に分かれる。今回は表参道を歩く。舗装されてはいるがいきなりの急登だ。右手にかつてのケーブルカーの線路跡がある。70年近く前に廃線になっているが、にぎわっていた当時のことに思いをはせると感慨深い。やがて石段に変わるが、これがふくらはぎや膝にまともに負荷がかかり結構疲れる。参拝道だけあって手入れは行き届いているが、見上げると果てしなく階段が続いているようで気がめいる。
 紅葉シーズンは終わりに近いが、時々ハッとするほど美しい朱色の紅葉が目を楽しませてくれる。木立の中なので視界は無く、黙々と足を運ぶのみだ。行程の中間あたりに東屋があり、すぐ隣に杉の大木がある大杉社に着く。黒こげになって折れているのは雷に打たれたのだろう。
 ここから先は時々嵐山方面に視界が開け、京都の街並みを見下ろすことができる。少し先にゆずの産地で有名な水尾への分岐点があり、一服するのにちょうどいい東屋が建っている。それからも石段が続くが、やがて黒くて大きな総門が見えてくる。愛宕神社の拝殿までもうすぐだと勘違いしてしまうが、ここから意外と長い。両側に灯篭が並んだ最後の急な石段を登ればようやく愛宕神社の鳥居をくぐることができる。社務所のある拝殿はさらに奥だ。こんな山の頂上にこれだけの規模の神社があることが驚きだ。
 右手の休憩室にはストーブがたかれていてほっとする。暖かい気分で昼食をいただき、早々に下山する。月輪寺方面を周って帰ろうかとも思ったが、安心な表参道を降りることにした。相変わらず単調な石段ではあったが、登る時気が付かなかった京都タワーを確認できてちょっとした感激だった。もう少しで下山するという所で、Hちゃんが転倒するというアクシデントはあったが、全員暗くなる前に駐車場に戻ることができた。