平成19年 グリュッククラブ 第3回  火燈山(803m) 

                      
10月21日(日) 晴れ

      登山口(10:55)→火燈山(12:25〜14:10)→登山口(15:20)

 久しぶりに火燈山に登ったら道路事情がだいぶ変わっていた。まず、登山口に至る林道への進入口だが山中温泉に行く立派な道路ができているのでまっすぐすすみがちだが、「たけくらべ」の方にいったん出なければならない。また、林道に入ってからも、今までは進入禁止になっていた所がまだ先に進めるので、登山口を見失いがちであるということだ。
 というわけで、どんどん車で登っていったら、新しい道路ができていてそこで進入禁止になっていた。Uターンして車を止めてその新しい道を歩いて行った。最近できたばかりのその道は恐らく木材を運び出すために作られたものだろう。途中にカモシカがいて驚いたが(お互い様か)、歩きながら冷静に考えてみると、「火燈山登山口」という看板の反対側に登山道があったのを思い出してきた。20分ほど歩いた所で引き返すことにした。
 登山口はすぐに見つかった。しきり直しである。一転してうっそうとした山道らしい細い道に入る。Tさん夫人の新しい登山靴は今日がお披露目である。道はわりと乾いており、この分だと汚れずにすみそうだ。途中に立派な杉の造林もあった。やがて前述の新しい道を横切った。もう少しあのまま進めばよかったのにと、残念がることしきり(でも、実際はかなりの距離があった)。
 道はだんだん急になり、岩が多くなる。そして、その表面についた緑の藻のようなものが滑る。昨日雨が降ったのでなおさらだ。松茸の出そうな松が多いというので根元を見ながら歩いてみるが、もちろん見あたらない。











危うく落ちそうになったT夫人
 ようやく尾根に出ると頂上に近づいた気になるが、目指す火燈山はずっと先で我々を待っていた。でも高原のようなさわやかな尾根だ。だんだん勾配がきつくなってきたが、少し下って登り返せば頂上だった。誰もいない。三国のコンビナートや日本海がやけに近くに見える。そして隣の小倉谷山がやけに立派に見える。
 さっそくキムチうどん。今日のような日は体が温まっていい。そして、今回は「必殺残り物始末人」のMさんがいて心強い。M夫人は都合で参加できなかったが、みんなの分までおにぎりを作ってくれた。おいしかったよ〜!
 下山の途中まっすぐ山道を下りるか新しい林道を下りるかで議論になった。これは「急だけど時間はかからない」か「楽だけど時間はかかる」のどちらを取るかの選択である。もちろん後者が多数を占めたので林道を歩くことにした。カモシカに出会った所まではずいぶん長く感じた。
 下山後、竹田の「たけくらべ温泉」に入り、「華楽」で3割引の焼き肉を堪能し、久しぶりにカラオケに行く。僕のCD「なつかしのフォークソング」からの歌しか歌ってはいけないというルールーが受けて、大いに盛り上がった。

        福井の山