令和2年 グリュッククラブ 第1回登山  一乗城山473m)

                       
10月4日(日) 曇り一時雨

  春日神社登山口(10:10)→不動清水(11:30)→
  千畳敷(11:45〜12:40)春日神社登山口(13:50)

  コロナや天候の関係でグリュッククラブの第1回の山行がこんなに遅くなってしまった。本当は何回か中止になった三方岩岳に登るつもりだったが、天気予報では一時雨と言っているので、近場の一乗城山に登ることにした。
 少し林道を歩き始めたが、春日神社の横手から道があったように記憶していたので、少し戻って神社への石段を上って行った。神社の周りを探すのだが道はない。どうも勘違いだったようだ。一緒に登っている仲間にも悪いと思ったが、金沢から来た3人組も巻き込んでしまい申し訳ない気持ちだった。
 覚悟はしていたがかなりの急登。雨の後の赤土が滑りやすい。しばらく行くと地蔵菩薩が左手に現れる。顔がほとんど風化しており、年月を感じさせられる。杉の木を4本組んだだけの橋が2ヶ所あり、滑りやすいので慎重に渡る。「城山まで1.0km」の標識を過ぎると、磨崖仏が現れる。石に刻まれた彫刻も風雨にさらされているためか消えかかり、石の隅が欠けている。
 この登山道唯一の水場である不動清水にも石の不動尊像がある。湧水なのか水の量は少ない。いったん下がって急登を登り返せば千畳敷に達する。本丸御殿があった所だ。山頂はこの先の三の丸だが、頂上に展望も無いことだしお腹もすいてきたので、今日はここまでとすることにした。すぐ先に眺望抜群の宿直跡の見晴らし台があり、一気に開けた福井市の展望にみんな大満足のようだった。そこで、待ちに待った昼食。少し雨も降ってきたが木の陰に入れば避けられる程度の雨だった。
 下山にかかると、千畳敷には大勢の人。後でわかったことだが、福井豪雨で崩れて通行できなかった朝倉遺跡からのコースが復活し、登山道開通の記念登山会が行われていたのだ。大河ドラマ「麒麟がくる」の影響で県外からも多くの人が参加したようだ。 滑りやすい山道は帰りの方が危険だった。一度まともに転んで、ストックを折ってしまった。なぜ折れたのか自分でもよくわからなかったが、きっとお尻で踏んでしまったのだろう。登山口に戻り。少し時間があったので大野で温泉に入り、福井に戻ってソバやカツの美味しい夕食をいただき、思ったより早く自宅に着いた。

       福井の山