平成15年 グリュッククラブ 第2回 冠山(1256.6m) 
           300名山 No.5

                        6月22日(日) 晴れ

  登山口(10:10)→頂上直下(11:15)→頂上(11:30〜40)→冠平
  (12:00〜13:10)→登山口(14:15)

  第2回例会は「比較的登りやすく、しかも高山気分が味わえるところ」と言うことで、冠山を選んだ。冠山と言えば、新任の年に同期の教員や事務員4人でこの山に来て、冠平でのんびり寝転がっていたことを思い出す。当時は冠峠からの道はなく、峠の手前の今とは反対側から登ったものだ。
 さて、今回は初めての全員参加だったので、2台の車の分乗となった。かつて稲荷部落から先は名ばかりの国道だったが、今は2車線の立派な道路がかなり延びている。いずれはトンネルで岐阜県に抜けるらしい。
 崖っぷちのつづら折りのスリル満点のこの道を初めて通った仲間は「キャー怖い」「気を付けてよ」などと悲鳴を上げている。ガードレールが無い箇所などがあって、一気に谷底まで落ちてしまいそうで実際危険である。Tさんのエスティマも心なしか不安げな音を立てている。
 峠にはすでに20台以上の車が止まっていた。前方にこれから登る冠山が烏帽子のような形をして手招いている。
 ウグイスの声を聞きながら歩き始める。右手に岐阜県側の雄大な景色が広がっている。少々のアップダウンはあるものの、よく踏み込まれた歩きやすい道だ。目指す山がどんどん近づいてくる。
 頂上直下に来て「今からここを登るけど、自信のない人はここで待っていてもらって結構ですよ。」と言っても誰も残る気配はない。たのもしい。
 いきなりチェーンのある岩場だったが、何やかんや言いながら結構楽しそうに登ってくる。その後も急登は続いたが、何とか全員頂上にたどり着いた。骨折していたOさんも元気に到着し、Tさんの音頭でついバンザイをしてしまう。
 頂上からのパノラマを楽しんだ後、いよいよ冠平でバーベキュー。咲き始めたニッコウキスゲがわれわれを迎えてくれた。安い肉でも山で食べるものは本当においしい。Mさんの食欲も満足したようだ。
 帰りに「冠荘」で汗を流す。日曜日は掃除の日とかで4時までに出なければならなかったので、30分位しか時間が無くてちょっとあわただしかった。
 福井に戻ってまたカツの夕食。これも満足でした。