平成27年 第3回  グリュッククラブ   ()作山(つくりやま)373.5m) 

                    平成27年6月28日(日)曇り時々晴れ

   十三仏登山口(10:45)→十三仏(11:25〜30)→岩戸山(11:40)→
   小脇山(11:55)→箕作山(12:25〜13:10)→太郎坊宮(13:45)→
   十三仏登山口(14:30)

 最初に予定していた富山県の山は、富山地方が雨のため、急きょ滋賀県の山に登ることにした。登り口が分かりにくかったが、地元の人に聞いて何とかたどり着いたら、駐車場には何台もの車があった。意外と人気のある山なのかと思ったら、隣に集会所があり、そこに集まっていた人達の車だった。
 
十三仏までは石段が続いており、両側には何体もの石仏が並んでいた。そしてどの石仏も赤いよだれかけをかけていた。同じ石に二体が仲良く掘られた石仏もある。石段の段差に閉口し始めたころ、正面に10メートル以上はあると思われる大岩が現れ、石垣の上に十三仏の建物が現れる。眼下には湖北の山に囲まれて平野が横たわっている。十三仏とは、多くの仏さまの中から特に慈悲深く、私たちに直接救いのみ手を差しのべて下さる仏さまで、あまたの御仏さまの中でも、私たちにもっとも身近で、古くから信仰される13の尊い仏さまのことらしい。
 
岩戸山を過ぎると、足元は笹でおおわれ、道が分かりにくい。Uさんなどは道に迷ったのではないかと心配している。やがて小脇山城跡が現れ、小脇山の頂上に着く。後で調べるとここの方が箕作山より0.1メートル高い。ここからは東側の雄大な景色が眺められる。左手には太郎坊山の岩場が見えている。
 
小さなアップダウンを繰り返して、あっけなく箕作山の頂上に着く。近くに見える琵琶湖に竹生島が浮かんで見える。さわやかな風が吹き渡っている岩の上に腰かけて、待ちに待った昼食だ。食後のコーヒーもおいしくいただき、優雅なひと時を過ごす。
 
太郎坊宮は思っていたよりも近かったが、想像していたよりずっと規模の大きい神社だった。すぐ近くまで車が入るので子供連れの家族やカップルも多い。干支の石像があり台座に丑(根気)、寅(決断)などと書いてある。一種の占いともいえ、みんな自分の干支を見つけてはしゃいでいた。そこからの石段はとてつもなく長かった。これを登るのはかなりの労力がいるだろう。ふもとに着いて、振り返れば太郎坊山の中腹にりっぱな社殿が見えた。ただ、登山口に戻るまでのアスファルトの道が長く、おまけに太陽も出てきて、みんなは相当疲れた様子だった。 しかし、「そまやま荘」で風呂に入り、ソースかつ丼とそばやうどんを食べれば一気に元気は回復した