平成30年 第1回  グリュッククラブ   文殊山(365m)

                          
  4月22日(日)晴れ 

  大正寺(だいしょうじ)登山口(10:30)→鉄塔(10:50)→小文殊(11:10)→大文殊 
 (11:30〜12:40)→奥の院(13:05)→
南井(なおい)登山口(14:00)→
     大正寺
(だいしょうじ)
登山口
(14:20)

今年は越前5山を登ることとし、まず手始めに一番標高が低い文殊山を選んだ。実は1月に、一番よく登られている二上コースから登ったのだが、田んぼのようなぬかるみを苦労しながら登ったものだ。登り口は幾つもあるが、今回は、変化があって史跡なども楽しめる大正寺から南井(なおい)に降りるコースを選んだ。
 みんなは、文殊山を登るのに鯖江を経由していくのが不思議に思ったようだが、今日の登山口と下山口は鯖江市に属しているのだ。日曜とあって、小さな駐車場は満杯なので道路わきに駐車する。異常気象で暑いので、Tシャツ一枚になって登り始める。
 いきなり土砂崩れの現場に遭遇。大きな木が根こそぎ倒れているが、歩けるように登山道は確保してある。ただ、新しくつけられた道は急傾斜の直登なので息が上がる。強い日差しも頭上の木々にさえぎられ、風がさわやかに感じられる。青葉の間から木漏れ日がキラキラ光っている。道端には黄色系の花が咲き、われわれの目を楽しませてくれる。
 鉄塔を過ぎると、歩きやすい平坦な道になり、小文殊でメインの山道と合流する。「天狗杉」という大きな杉に綱がまかれており、神木としてあがめられているようだ。その近くの八重桜が満開を迎えていた。
 2回のアップダウンを経て、頂上である大文殊に着く。頂上の祠は台風と雪の影響で天井が抜け、無残な姿に変わっていた。眼下には福井市内が見下ろせ、左手奥に白山が白く浮かんでいた。少し下がった所で昼食。キムチうどんに舌鼓を打つ。
 充分休憩した後、奥の院を目指す。途中、南井への登山道を過ぎて、「胎内くぐり」という大岩の間をくぐる。奥の院までは完全な山道で、アップダウンも激しいので結構厳しい。奥の院の小さな祠にお参りして、さっきの分岐点まで戻る。「山姥の洞窟」「八畳敷岩」「岩上地蔵」などの説明書きを見ながら南井部落へ下山。そこから大正寺登山口に戻るまでは普通の舗装路を歩く。
  時間があったので、新聞に出ていたフクジュソウを見るために勝山に行く。福井でフクジュソウを見られるとは思わなかった。黄色い可憐な花は滋賀県の藤原岳を思い出させた。「水芭蕉」でお風呂に入り、締めにいつもの店でカツを食べれば大満足だった。


        福井の山