平成27年 グリュッククラブ 第4回登山  日光白根山(2578m)
平成27年10月12日(月)晴れ

  ゴンドラ山頂駅(8:55)→七色平分岐(9:30)→日光白根山(12:00〜35)
  →七色平分岐(14:00)→ゴンドラ山頂駅(14:30)

   今年2回目の宿泊登山。前日竜頭の滝、日光東照宮、華厳の滝などを観光する。湯元や竜頭の滝あたりではきれいに紅葉していたが、いろは坂では少し早すぎるようだった。東照宮は徳川家康400回忌に当たり、大変な人出であったが、雨のおかげか車の渋滞も無くスムーズに観光ができた。宿泊した「奥日光パークロッジ」も値段の割には美味しい食事と温泉で大満足だった。
 
朝、今日の昼食がないことに気づき、中禅寺湖のコンビニまで行こうと、6時半ごろ車を走らせた。雲一つない青空のせいか、駐車場は満杯。なんと中禅寺湖近くでは渋滞が始まっていた。戻れなくなるといけないので、あわててUターンする。今日はお菓子で昼食としなければいけない。
 
サマースキーの大会の影響もあってか、丸沼ロープウェイの手前の駐車場は満杯で、われわれは奥の駐車場にまわらなければならなかった。ゴンドラからは丸沼や、菅沼、そして素晴らしい紅葉を見ることができた。ゴンドラを降りると、目の前に日光白根山が逆光に耀いていた。
 
七色平分岐まではほとんど勾配が無く、シラビソの林の中を快適に歩く。かすかに木の匂いがして、森林浴をしていることが実感として感じられる。そこから森林限界の所まではほぼ急登の連続で、このコース一番の難所であった。たまに林の間から雄大な景色を見ることができたが、ひたすら木の根が張り出した登山道を歩く。
 
森林限界を超えると、赤茶色の頂上部が現れ、この山が火山の山であることがわかる。見上げると登山者の列が蟻のように続いている。細かい砂礫の道はずるずると滑りやすいが、足を上げなくてもいい分これまでよりも歩きやすい。ようやく外輪山の肩に出ると目の前にクレーターが現れ、昔の火口であったことが推測される。だが、頂上はまだ先である。いったん下って厳しい岩場を登り返さなくてはならないので、ここから先に行くのは希望者だけにした。TさんとYちゃんが志願したので3人で行くことにした。  
 
頂上近くで怖い思いをする所はあったが、心配するほどの絶壁ではなかった。白根山の標柱の前で写真を撮り、雄大な景色を堪能する。青い中禅寺湖と堂々たる円錐形の男体山、そして足元には緑色の五色沼が輝いていた。反対の峰では残っている人たちが、われわれに向かって手を振ってくれていた。高さはほぼ同じなので、彼らも頂上に達したとみなしても一向に構わないだろう。
 
例によって帰りは速い。ふもとの日光二荒山神社で登山の無事を感謝してゴンドラの駅に行くと、長蛇の列ができていた。風呂にも入らずに帰途についたが、沼津ICまでがひどい渋滞で、家に着いたら10時半を過ぎていた。