開通した舞鶴若狭自動車道を通ってみたかったので、鬼退治伝説で有名な大江山に登ることにした。当初鍋塚の鞍部から鳩ヶ峰を経由して登るつもりであったが、林道の入り口が分からず鬼嶽稲荷神社から登ることにした。距離は短いがこちらの方が勾配がきつい。
神社の手前の道路わきにはすでに5,6台の車が止まっていた。神社わきには立派な休憩所やトイレが設置されていて、登山客は多いようだ。奥の登山口の階段からさっそく登り始める。見上げれば立派なブナ林の中に階段がジグザグに続いている。そしてブナの若葉が太陽にきらきら輝いている。
どこまでも続くかと思われた階段も終わり広くて快適な尾根道に変わる。よく手入れされた杉林を抜け、自然林の中をいったん緩やかに下って登り返すと高原状の頂上に着く。今までで一番時間が短い登頂だろう。広々とした山頂部には芝生が植え られ、涼しい風が吹き渡っていた。展望には恵まれているが、残念ながら山の名前はわからない。京都とはいっても本当に山深い所だ。
コンビニで買ったおにぎりやラーメン、みそ汁、スナック菓子などを食べ、締めのコーヒーで1時間以上過ごして下山する。帰りはあっという間だった。せっかくなので傘松公園に行き天の橋立の「股のぞき」をする。逆さに見ると全く違った雰囲気になるのは不思議だ。観光つきの山登りは大好評だった。
クアハウスでお風呂に入り、福井に戻ってカツ丼、おろしそばなどを食べる。天の橋立から3時間弱で福井に着いてしまうのだから近くなったものだ。
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