平成28年 第1回  グリュッククラブ   奥獅子吼山(928.1m) 

                          
  4月10日(日)曇り 

  駐車場(10:20)→樹木公園分岐(10:40)→奥獅子吼山(12:00〜55)
  →樹木公園分岐(13:50)→駐車場(14:05)

最初ゴンドラで獅子吼高原まで登るつもりであったが、ネットで調べるとホームページが閉鎖されているのでゴンドラは動いていないと思い、林道犀鶴線で駐車場まで上がることにした。実はこの方が歩行時間が少なくて済む。第1回登山の足慣らしと思えば良いだろう。
 
小松の道の駅で昼食を仕入れて、珍しく迷わずに林道に入ることができた。林道は舗装されていたが落石が多く細心の注意が必要だ。経験上、砂利道より落石の多い舗装路の方がパンクの危険性が高い。ぐんぐん高度を稼ぎ、駐車場の標高は700メートルくらいになる。
 
本当は登山道の両側に咲くカタクリの群落をみんなに見せてあげたかったのだが、やはり季節が早すぎたようだ。登山客の情報によれば、駐車場から下にはかなり花が咲いているようだったが。我々が最初に目にした花はピンクのショウジョウバカマだった。タムシバは今が盛り、山桜は散り始めだった。
 
登山道には思いがけず雪が多かった。その影響か、ぬかるみが多く滑りやすかった。長靴を履いて下山してくる人がいたが、地元の慣れた人だろう。樹林帯が切れて見晴らしの良い場所からは、眼下に蛇行する手取川と鶴来の町、山の連なりの端には獅子吼高原が見える。その辺りには幾つものパラグライダーが気持ちよさそうに浮かんでいる。樹木公園の分岐までは順調に歩けたが、それから慎重に歩いたせいか予定より時間がかかってしまった。
 
何回か雪渓を横切り広々とした笹原を歩く。そこから頂上に立っている人が見えたが、まだかなりの距離があり、落胆の声が上がる。それでも急登がないので、12時には頂上に着くことができた。頂上では北西から冷たい風が吹いていたので、裏側のくぼみの所で昼食を食べる。道の駅で買ったおにぎりや稲荷寿司は個人が作ったものなので、一味違っておいしかった。
 
下山して、近くの「めおと岩温泉 ラクヨウ」で温泉に入り、福井に戻って今日登れなかったUさん夫婦も交えて、中華料理をお腹一杯食べて大満足だった。