平成16年 グリュッククラブ 第2回 霊仙山(1084m)

                     7月11日(日) 晴れ

  醒ヶ井登山口(10:35)→カナヤ(10:50)→汗ふき峠(11:05)→見晴台
  (11:50〜12:00)→お猿岩(12:30)→お虎ヶ池(12:45)→経塚山
  (13:00〜14:20)→頂上(14:35〜40)→経塚山(14:55〜15:05)→
  お虎ヶ池(15:20)→お猿岩(15:30)→見晴台(15:50)→カナヤ(16:35)
  →醒ヶ井登山口(16:45)

 数年前上丹生から苦労して登った時、頂上から経塚山から左手にゆったりと伸びている登山道が見えた。あまりにも雰囲気がいいので、今度はあの道から登りたいと密かに思っていた。今回能郷白山に登る予定だったが、奥越地方は雨の予報だったで、急遽この山に変更する事にした。
 前日の雨でぬかるんだ道は滑りやすく、おまけに急斜面が続くので、みんなもうひとつ調子が上がらない。ふくらはぎ辺りが痒く、2、3回立ち止まって掻いたが、たまらなくなってズボンを上げて見てみると、何とヒルが吸い付いていた。鈴鹿の梅雨の時期はヒルが多いとは聞いていたが、登山中にヒルに吸い付かれたのは初体験だった。おまけに、掻いたときに移動したせいか、4カ所も吸われていた。下を良く見て歩くと、確かにヒルがいる。これには女性陣は大騒ぎ。途中で降りてきた人なんか、8カ所も吸われていて、血でズボンが赤くなっていた。とんだ「ヒル事件」である。
 見晴台につくと一角が開けていて米原方面が見渡せる。おにぎりを一つほおばり、元気を出して歩く。しばらく急登は続いたが、お猿岩からは緩やかな気持ちのいい道に変わった。以前頂上から見た道に入ったようだ。
 1時に経塚山に着いたので、そこで昼食にした。今日はバーベキュー(とはいっても、野菜と肉を鍋で炒めたもの)。ほぼ出来上がって、さあ食べようという段になって鍋ごとひっくり返してしまった、うっかり鍋を支えていた手を放してしまったのだ。まだ半分ほど残っていたからいいようなものの、これにはがっかりだった。
 ぐーたら女性3人を残して頂上に行く。一旦下がって登り返すのは精神的に疲れたが、意外と早く着いてしまった。風が強かったが、頂上に立つ気分はまた格別である。
 帰りは滑るので最大の注意を払わなければならなかったが、Tさんの奥さんだけは3回も滑ってころんでしまった。笑ってはいけないのだけれども、ついつい笑ってしまう。また、Mさんの奥さんはキャーキャー言って大袈裟にヘビを怖がるので、同情するよりやっぱり笑ってしまった。でもこの2人のおかげで疲れも吹っ飛んでしまったのも確かである。
 帰り、お市の方も入ったという「須賀谷温泉」に寄る。ヒドロ炭酸鉄泉と言われるお湯は橙色で、白いタオルも真っ赤になってしまった。浴衣を着てゆっくり夕食を食べる事ができて満足満足。