グリュッククラブ第1回登山  猿山(332.5m)

                
平成23年3月27日(日)晴れ

 娑婆捨峠駐車場(11:50)→猿山岬灯台(12:20)→休憩所・昼食
 (12:40〜13:20)→猿山(13:35)→娑婆捨峠駐車場(13:50)

 
世界一長いベンチ
 グリュッククラブの第1回の山行が、僕の今年の登山の始まりでもあった。一度見た雪割草をみんなに見せたくて、能登半島の先端まで出かけることにした。Uさんの娘さんの参加で、合計10人というにぎやかな集団となった。能登道路の穴水ICまで行くつもりが、ナビがうるさく降りろというので西山ICで降りたら、下道が長かった。猿山の灯台が見えてきても、登山口は反対側にあるので、ぐるりとひとまわりする感じになる。
 車道の終点である娑婆捨(しゃばすて)峠にはたくさんの車がとまっていた。県外では富山県の車が多かったが福井県からの車は一台も見当たらなかった。福井県では知名度が低いのかも。
灯台までは幅の広い舗装された道が続いている。灯台の脇の広場から見下ろせば「春の海ひねもすのたりのたりかな」という蕪村の句が浮かんでくるほどのどかな海が広がっている。前回は水仙が満開だったのに今年は咲いていない。開花が遅れているのかもしれない。他のメンバーは灯台には一目もせず階段を登っていく。
 昨夜来の雪が解けて、足元はどろんこ状態。長靴姿の人もいるが、何の違和感もない。さっそくスパッツをつけて慎重に歩く。やがてお目当ての雪割草が現れてくる。やはりこの寒さで開花が遅れているのか、つぼみも多く、群落というほどかたまって咲いているわけではなかった。それでも可憐な花に軽快なシャッター音が響いている。
 ベンチのある休憩所で昼食。今回はパックのおでんをした。天気は良くても風は冷たいので温かいおでんはとてもおいしかった。猿山の頂上は見晴らしが利かなくてみんながっかり。ここまでくるとまだ雪が残っていた。
 いつものことながら下りは軽快。慎重に最後の急な階段を下りると駐車場に戻ってきた。「じんのびの湯」でのんびりして、「鳴き砂の浜」を歩き「世界一長いベンチ」にすわって福井に戻って特上の焼き肉を食べて満足の一日だった。