平成20年 第2回  グリュッククラブ   立山雄山3003m) 

                     
9月15日(月) 晴れのち曇り 

  室堂(8:15)→一ノ越(9:25〜35)→雄山(10:50〜11:40
 →一ノ越(12:25〜35)→室堂(13:15)

 「山の宿 やまびこ」に宿泊するのは3回目になる。前2回は生徒を連れて来たが、今回はグリュッククラブのメンバーと一緒だ。てっきり前日に切符を買えると思って4時前に立山駅に着いたのに、ピークシーズンではないので当日しか売らないということだった。
 少しがっかりして、宿に入る前に称名滝に行くことにした。遠くから眺めたことはあっても、近づいて見たことはなかったし、メンバーは誰も行っていなかったからだ。駐車場から滝まで遠いのに閉口した。でも文句たらたらの女性軍も勇壮な滝を目の前にすれば、その迫力に感嘆しきりであった。 
 つるつるの「美人の湯」につかり、値段の割には(失礼!)おいしい夕食を食べた後、部屋に戻って2次会。でも明日が早いので早々に自分の部屋に引き揚げた。
 5時50分に朝食をお願いして、6時半頃駅に行ったが買えたのは7時発のケーブルカーの切符だった。いつもだったら切符売り場の前は長蛇の列ができていることを考えれば、今は観光客の少ないシーズンと言える。
 室堂ターミナルを出たとたんに目に飛び込んでくるのは立山連峰の山並みである。今日はどこをとってもきれいに見える。まず、ミクリガ池まで歩き山を写す湖面を写真に撮って、一ノ越を目指す。一ノ越まで続く石畳の道は山登りという感じはしなかったが、見かけほど楽ではない。
 一ノ越まで来ればアルプスの山々の大展望が臨める。大きく見える薬師岳、編み笠のように独特の形をした笠が岳、アルプスの雄・槍が岳、ちょこっと頭を出した富士山、目の前に見える針ノ木岳などそうそうたる眺めだ。
 道は一転険しくなり、ごつごつした岩山になる。早くも降りてくる人は小屋に泊まったのだろう。ゆっくり登っていったので思いの他時間がかかったが、全員雄山まで登り切ることができた。目の前のパノラマを眺めながら宿で作ってもらったおにぎりをほおばる。目の前にある山の中でグリュッククラブで登ったことがあるのは唐松岳だ。あんな所まで登ったのかと思うとちょっと感激。元気があったら富士の折立まで行こうと考えていたが、体力的にも時間的にも無理だった。
 降りるのは生き返ったように早い。3時頃下山して「ウェルサンピア立山」でお風呂に入る。車を飛ばして6時40分には焼き肉屋でホルモンを食べ、談笑しながら楽しかった一日は終わりを告げた。