令和2年 グリュッククラブ 第2回登山  取立山1307m)

                       
10月25日(日) 曇り一時晴れ

  登山口(11:00)→頂上まで1km地点(12:00)→取立山(13:00〜
  14:10)→頂上まで1
km地点(14:50)→登山口(15:35)

   グリュッククラブ最後の登山は、天候などの理由で4回目の挑戦となる三方岩岳に決めていた。比較的登りやすいのと、頂上から見る白山の迫力や北アルプスの雄大な眺めを味わってもらいたかったからだ。
 しかし、トイレ休憩に寄った瀬女の道の駅で「白山白川郷ホワイトロード」はがけ崩れのため通行止めであることを知った。仕方なく、赤兎山に登るべく戻ることにした。ところが取立山の入り口を通過した時、「取立山の方がいいかも」と急きょ目的地を変更してしまった。この山の方が急登が少なく歩きやすいと判断したのだ。
 登山口に着いてびっくり。ざっと50台以上の車が駐車していたのだ。石川、滋賀など県外ナンバーの車が多い。さっそく登山を開始したが11時になってしまっていた。最初は幅の広い林道歩きだ。勾配も緩く快適に歩く。やがて、石がゴロゴロする道に変わり少し歩きにくくなるが、黄色を中心とした紅葉が現れ出し目を楽しませてくれる。道幅は少しずつ狭くなるが、登山道の端からは眼下に恐竜博物館の卵型のドームが見え、対岸には山が連なっている。
 「頂上まで1km地点」という標柱が現れ、そこが大体中間地点だ。そこから登山道の状況が一変する。道は枯れ葉に敷き詰められ、時々泥田のようにぬかるんでいる所がある。登山靴は泥だらけになり、跳ね返った泥がズボンのすそを汚す。紅葉は赤が中心となり、赤と黄色のグラデーションが美しい。頂上手前の長い稜線は思っていたより長く、頂上に着いたと思ってほっとしていると頂上はまだ先でがっかりする。
 ようやく着いた頂上だが、白山は雲の中。しかし手前の山全体を覆う紅葉は見事であった。さっそくキムチうどんをして冷えた体を温める。苦労して登った後の至福の時である。
 帰路に日が射す時間があり、太陽と青空に映える紅葉は一段と鮮やかであった。駐車場に戻ると、残っている車は我々のを入れて2台だけ。たくさんの車が見事に姿を消していた。帰りに寄った温泉「水芭蕉」は休業。またもすっぽかされた感じだが、福井に戻って「極楽湯」に入り、「つるつる」でソバやカツを食べて大満足であった。

       福井の山