平成20年 第3回  グリュッククラブ   綿向山1,110m) 

                     
11月9日(日) 曇り 

   御幸橋駐車場(10:40)→表参道登山口(11:00〜05)→3合目
  (11:45)→5合目小屋(12:00〜15)→7合目(12:30〜35)
  →綿向山(13:05〜14:20)→7合目(14:45)→5合目小屋
  (14:55〜15:00)→3合目(15:10〜20)→表参道登山口
  (15:45〜50)→御幸橋駐車場(16:05)

 滋賀県に住んでいるUさんの娘さん夫婦と八日市ICで待ち合わせして、にぎやかな山行となった。折しも明日11月10日は「綿向山の日」であり(綿向山の標高が1110mなのでその日に制定されたらしい)、登山口の御幸橋駐車場では地元の特産物やおにぎりやぜんざいを売っていた。5年前O先生と登ったのは1月の寒い季節で竜王山から縦走したのだった。
 しばらくは林道を歩く。明日の大勢の登山者に備えて、道の広くなったところでは駐車用の白い線が引いてある。きれいなヒミズ谷出合小屋が建っている所が表参道登山口で、いよいよ山道に入る。植林された杉林のつづら折りの道は傾斜が緩やかなので歩きやすいが、「1合目」の看板が現れたときには、先の長さを思ってため息が出た。
 林道に出るとそこが「3合目」であった。車が数台止まっていて少し力が抜ける。「5合目」の小屋は鐘がついたおしゃれな小屋になっていた。下の平野が見渡せて気持ちがいい。明日のための作業をしていた地元の人が綿向山のきれいなパンフレットをくれ、いろいろな話を聞かせてくれた。明日は天気が良ければ1000人くらいの登山者が訪れるそうだ。
 そこからはブナ林の気持ちのよい道に変わり、紅葉も美しい。「7合目」の行者堂にはたくさんの人が休んでいた。出発が遅かったので頂上の到着が1時を過ぎると予想されたが、後30分なので、ここからは各自の体力に合わせて登ることにした。一緒に登っていたTさんが昨日の結婚式の酒がまわってきたのか顔色が悪くつらそうだった。
 頂上直下の階段はさすがにつらかったが、頂上の雄大な景色がそれをうち消してくれた。でも僕が知っている山は鎌ヶ岳と雨乞岳位のものだった。近くの人の話を聞いていると、鉄塔が建っているのが野登山だということがわかった。つらそうに次々と仲間が登ってくる。でも最後の急登のために征服感が増してくるのか、「やった〜」という声にうれしさが満ちている。
 さっそくキムチうどんを作る。体感温度は0度に近かったので、温かいうどんが体にしみた。食後はコーヒーに甘いお菓子を食べて楽しいひとときを過ごす。それでも寒さには勝てず、記念写真を撮ってさっそく下山にかかる。
 国民宿舎の「かもしか荘」でお風呂に入る。ここは露天風呂のみで洗い場も2つしかないという変わったお風呂だった。でも、温泉なので上がってからも体はぽかぽか。帰りに日野牛を食べて満足して滋賀県組と別れた。