平成30年 第4回 グリュッククラブ |
神明社鳥居(11:20)→林道出合(12:05〜10)→蔵王大権現(12:50)→ |
越前5山の4座目である。これほど福井市に近い山は初めてだ。したがってこれほど遅い時間に登り始めたのも初めてだ。この山は末娘の梨奈と孫の璃空と登っていて、ある意味なつかしい山だ。 上吉野の集落を抜けた先に立派な石の神明社鳥居がある。左手にはとてつもなく大きな双子の杉がそびえている。途中の林道まで車で行けることは知っていたが、皆には黙って歩き始める。昨夜来の雨で赤土の登山道は滑りやすい。白くて立派なキノコがいくつも顔を出しているが、きっと毒キノコであろう。杉林の後はもうそうだけの竹林だ。春にはきっとおいしいたけのこができるのではないかとみんなの声も弾む。 ![]() 林道に出ると数台の車が駐車していた。非難の声が上がったのは当然だったが、予想はできたことである。頂上近くにある神社を参拝する地元の人はここまで車で来てしまうそうだが、一般の登山客はそのことを知る人は少ないだろう。ここからはほぼ頂上まで階段が造られており、手入れが行き届いている。いったん平らになって登り返すと、赤い鳥居が見えてきて「蔵王大権現」が祀られている社に着く。こんな山の中にそぐわないほど立派な社だ。 頂上は社殿の裏から右手の尾根を登って行く。すぐににぎやかな子供たちの声が聞こえてくる。岡保地区の子供会だということだ。今日の料理はプルコギだ。しばらくすると子供たちが去り、我々だけになった頂上は急に静かになった。眼下に福井市の見慣れた建物が小さく見え、箱庭のようだ。新しい方位版が設置されていて建物の名前を確認することができる。 帰り、林道で外国人のグループが休憩していた。そのなかにかつて一緒に働いていたディビットがいた。少し話しただけだったが、とても懐かしかった。こんな所で会うとはまさに奇遇であった。 「道の駅禅の里」で風呂に入り「かばた」で夕食を食べ、今日も満足満足の一日だった。 |