平成29年 第1回  グリュッククラブ   夕霧峠(奥医王山) 

              平成29年4月9日(日) 曇り時々小雨

   広場(10:35)→西尾平(11:00)→しがらくび(11:30)→引き換えし地点
  (12:30)→西尾平・昼食(13:05〜14:15)→広場(14:30)

 天気予報が雨のため、前日からどこへ行こうか右往左往していた。今回は昨年のリベンジで大谷山を計画していたが、雨の時避難する場所が無いので、考え直すことにした。そこで医王山の夕霧峠にはトイレや小屋があったのを思い出し、そこから30分ぐらいで登れる奥医王山に登ることにした。
 金沢西ICで高速道路を降りようと思ったが、ナビは金沢森本ICを指していたのでその通りに行くと意外と早く医王山の方に行けることが分かった。西尾平で駐車しようと思い車を進めたが、雪のため途中で戻らなければならなかった。雪のことを完全に失念していた。仕方なく近くの広場に駐車して歩き始める。
 雪は所々に出てきたが、西尾平までは地面が見えている所が多かった。西尾平にはちゃんとした駐車場とトイレ兼休憩所があった。しかし扉が閉まっていて入ることができない。梯子を登って2階の窓を開けるとカギはかかっておらず入ることができるようだ。
 天気が良ければ山道を歩くのだが、足元のぬかるんでいることを考えて、続けて車道を歩くことにした。しかし、そこからの道路はほとんど雪におおわれ歩きにくい。始め元気が良かった歩みも、足取りはだんだん重くなる。雨こそ止んだが周りは濃い霧。何か神秘的な雰囲気だ。
 「しがらくび」と呼ばれる所に案内板があるが、先はまだ遠い。雪の上に崩れた岩が散乱している。車で走行中に落ちてきたらと思うとぞっとする。雪はだんだん深くなり、傾斜も増してくる。急斜面を全員トラバースしていったが右手は深い崖になっておりみんなこわごわと渡っている。先に立って様子を見るが、同じような斜面が続いている。一人でも滑り落ちたら一瞬にして悲劇となってしまう。夕霧峠まではもう遠くないはずだが、今日の登山はここで終了とすることにした。
 あれだけ苦労した雪道の登りであったが、雪道を下るのは何と早いことか。登りの半分以下の時間で西尾平に戻ってきた。小屋には何人かの先客があったが帰るところだった。さっそく温かいきしめんを食べれば体も心も幸せな気分になる。野々市の「しあわせの湯」で心から温まり、小松のできたばかりのイオンモールで夕食を食べて、終わってみれば満足な一日だった。