碁石ヶ峰461m)    

                           平成21年4月5日(日)   晴れ
 原山大池駐車場(9:35)→碁石ヶ峰頂上(10:10〜15)→原山大池駐車場(10:40)
 


頂上の鳥居

 桜が咲き始めるといよいよ山の季節である。昨年に続いて能登の山に登ることにした。原山大池の駐車場に車を止めて、砂利道には入っていく。すぐ田んぼが現れ、この道は農道として使われているようだ。
 しばらくいくと「肝だめし森の家コース」と書かれた看板が現れ山道に入っていく。急な階段に息を切らせて上って行くと、ひょいとアスファルトの車道に出た。目の前で風力発電所の風車が風を切って回っていた。
 角を曲がると正面に山頂の大きな鳥居が見えてきた。かなり距離がありそうだが、実際歩いてみるとそれほど時間はかからない。アスファルト道を進んでいくと右手に山頂に続く丸太の階段が現れる。そこで役場の職員と思われる人が二人、これからのシーズンに備えてか看板の整備をしていた。
 山頂には方位版と例の鳥居と小さな祠があった。方位版を見て山々を同定使用とするが、特徴がつかめないのではっきりしたことが言えない。
 下山はアスファルト道を少年自然の家の前を通って帰る。あっという間に原山大池に着いてしまう。芝生の上では子供を連れた家族がシートを広げてくつろいでいた。
 赤蔵山に向かう途中「雨宮古墳群」に寄る。整備が行き届いたすばらしい古墳群だった。

赤蔵山179m)
 駐車場(1:15)→本殿(奥の院)(13:35)→第一展望台(頂上)
 (13:55〜14:00)→
御手洗(みたらし)(いけ)(13:15)→駐車場(14:30)
 栄春院の近くの駐車場に車をおいて出発する。突き当たりから石段の階段が始まる。登ってすぐ右手にある神社の前では村の人が大勢出ていて祭りの準備をしていた。ここには多くの史跡が残っている。仁王門では朱塗りの力士像と金剛像が門を固めている。本殿(奥の院)に続く石段はますます傾斜がきつくなり、一般の人が登るのにはかなり大変だろうと推測された。
 本殿は400年ほど前に再建されたそうだ。新しい建物の中に本殿があるので中の様子はあまりわからないが、柱一本にも遠い歴史を感じさせられた。本殿の右奥の道を進んで行くと舗装された車道に出た。

 アスレチックの広場を横切って少し登っていくと野口雨情の詩碑がある第二展望台に出る。碑には「朝に夕べに赤蔵山は 下に能登湾ひとながめ」と書いてある。その詩の通り眼下には能登湾が広がっていた。そこから右手に進めばひと登りで第一展望台に着く。ここが頂上だと思われる。七尾の街や能登湾を眺めながら東屋で一休みする。
 帰りは舗装道路を下って行った。特徴のある朱色の橋を渡ると左下に御手洗(みたらし)(いけ)がある。日本名水100選に選ばれている。まっすぐ進むと仁王門のところに出て、登った所まで戻ったことになる。 村の下の国道では通行止めにして天狗と神楽の舞をしていた。のどかな春の風景だ。