(ぎょう)市山(いちやま)659.7m
                       
                            10月10日(土)晴れ一時雨 
  
 林道登山口(10:20)→別所山砦跡(10:25〜30)→行市山(11:10〜50)
 →林道登山口(12:20)

 M先生とスイス以来の登山である。毛受(めんじゅ)の森の登山口まで行ったが、今日は林道池原小谷線を通って最短コースを歩くことにした。ところが林道の入り口がわからない。近くで作業していた人に尋ねてようやく判明する。
 林道はかなり荒れていて、だんだん心配になってきた。なにしろ北海道の夕張岳で苦い経験があるので未舗装の道路は神経質になる。なんとか登山口までやってきて靴を履き替えていると雨が降り出した。車の中で待機していると大雨になってきた。登山の途中でなくてよかったと安堵する。
 雨はすぐ止み、空には青空が。雑木林の登山道は水の吸収がいいのか、雨にもかかわらず足元はしっかりしている。葉っぱに着いた雨粒が太陽に輝いている。別所山砦跡は予想より早く着きキツネにつままれた感じ。賤ヶ岳の合戦で七尾の城主前田利家と府中の城主利長父子がわずか2ヶ月で築いたと言われる砦だ。
 登山道は急な個所も2か所ほどあったが、おおむね平坦で歩きやすい。山頂までの距離を示す標柱も頻繁に現れて安心感がある。頭上を覆っていた木が途切れるとそこが頂上だった。右手奥に霊仙山、左手に順番に伊吹山、金糞岳、呉枯ノ峰などが見える。眼下には木之本方面の田園風景が広がっている。  下山途中でまた雨になり雨具をつけたが、あっという間に登山口に着いたのでたいして濡れることもなかった。そしてすぐ青空に変わった。