高 田 大 岳
夜行列車が10分遅れて到着したため、8時40分のバスに間に合うか心配したが何とか走って間に合う。
ロープーウエイを降りるとガスで視界がきかず、風も強く、不安を感じさせる出発だった。田茂萢もガスの中だったが幾分視界がよくなってきて、その広さを感じる事ができた。
赤倉岳の頂上に着くとガスの合間から高田大岳が姿を現しその雄大さにしばし感嘆する。一旦鞍部まで降りて大岳ヒュッテで昼食。新しくてきれいな山小屋であった。バスが停車したみやげ屋で買ったおにぎりは、まだほんのりと暖かく空きっ腹を心地よ満たしてくれた。
大岳の頂上は風が強く長居できる状態では無く、早々に下山を始めた。ただ、外人が数人無線で交信しているのが妙に印象的だった。仙人岱から見た大岳は均衡の取れた姿で、実に見応えがあった。
硫黄の匂いが漂う地獄湯沢を過ぎれば酸カ湯までは下るばかりである。ところどころ色付き始めた紅葉が目に飛び込んで来る。
予定より1時間早くなり3時20分のバスに乗る事が出来た。T先生の旦那さんは温泉に未練たっぷりのようではあったが・・・
仙人袋から大岳を見る
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