No.19           鳳 凰 山(観音岳2840m) 

      平成10年8月22日(土)〜23日(日)  曇りのち晴れ

  @ 夜叉神峠登山口(9:00) → 夜叉神峠(10:00〜15) → 杖立峠(11:40) 
     → 昼食(12:10〜35)→ 苺平(13:40〜45) → ガマの岩
    (15:10〜15) → 薬師岳小屋(15:40)

  A 薬師岳小屋(6:10) → 薬師岳(6:15〜30)  → 観音岳(7:10〜20)  →
    赤抜沢の頭(9:15〜25)地蔵岳(9:00〜05)  → 赤抜沢の頭 → 高嶺
    (昼食 10:25〜45) → 白凰峠(11:30〜40)→ 林道(14:10)

 
              ヤナギラン
   
 
               タカネビランジ
 4時武生発。恵那山PAで一回やすんだだけだったので夜叉神峠登山口には思ったより早く着いた。1時間程歩いて夜叉神峠に着いたがあいにくの曇り空で、期待していた白峰三山を望む事はできなかった。
 やがて立派なシラビソ林の中にはいる。ガサガサと音がして一瞬熊かと思ったが、黒い色をしたカモシカだった。南御室屋から先は、次の薬師岳小屋に予約してある者しか進めず、予約してあったわれわれは本当に助かった。
 薬師岳小屋は一見バラック小屋のような感じで「北アルプスにはこんな貧弱な山小屋はない」と口々に言いあった。すぐ薬師岳の頂上に登ってみたが、今日は視界が悪くて周りは全然見えなかった。
 
             地蔵岳のオベリスク
「北岳が見えたよ」という声で目が覚めた。昨日とは違って視界は最高。北岳、間ノ岳が手に取るように見え、富士山までポッカリと雲の上に姿を現していた。
 観音、地蔵と快調に進む。沿道には高山植物が咲き乱れ、途中で会った植物通の人に説明をしてもらいながら行く。
 地蔵岳のオベリスクの頂上に立っている人がいた。「よくもあんな所に」とわれわれは感心することしきりであった。
 青木鉱泉に降りる人が多い中、われわれは白凰峠から広河原に降りたが、林道までの2時間半は地獄のようであった。道は悪いし、膝も相当まいっていた。途中で僕とKさんにははっきりと橋が見えたのに、行けども行けどもそれらしき物は無かった。あれは幻覚だったのだろうか。