大日山 1368m)

                                   
平成23年6月4日(火)晴れのち曇り

 真砂(まなご)集落跡(8:50)→(いけ)(ぼら)新道登山口(9:20)→加賀甲
 (11:00)→大日山(11:35〜12:00)→小大日山(12:45〜50)
 →徳助ノ頭(13:15〜20)→徳助新道入口(14:10)→
真砂(まなご)集落跡
 (14:30)

  昨年のゴールデンウィークに新保からカタクリ小屋経由で登ったが、今回17年ぶりに池洞新道から登った。(まなご)までの道はダムができたせいか、以前とは比べ物にならないほど立派になっていた。
 ブナ林の中を軽快に登っていく。前回は夏だったせいもるが、風が通らない見通しのきかない樹木の中をひたすら歩き、とても苦しかったことを思い出す。今回はさわやかな微風が吹き、緑の葉っぱが天井を作ってくれて涼しく歩けた。
 加賀甲まで
中又谷覗(なかのまたたにのぞき)を除いて見通しのきく所は一か所もない。こんな登山道は珍しい。加賀甲の手前にカタクリの群落があった。この季節にこれだけの花が残っているのは感動的であった。前回来た時は加賀甲の頂上にはかまぼこ型の避難小屋が建っていただけだったが、今は別の避難小屋が建っていて、かまぼこ型の方は荒れるがままになっていた。
 加賀甲からは一気に視界が開け高山気分を味わえる。眼前の大日山は大きく堂々としている。チシマザサのなかをいったん下り、残雪のある谷を折り返すと再びカタクリの群落が現れた。規模はこちらの方がずっと大きい。頂上から人のざわめきが聞こえてくる。今日は何かの大会があったらしく、名札を付けた集団が所狭しと座っている。
 帰りは徳助新道を下りる。時々視界が開けるのでこちらの道の方が楽しい。1153m地点から今登ったばかりの大日山とこれから登る小大日山を見ることができる。ただ急坂やアップダウンが何度かあり、こちらから登るとかなりの労力が必要なようだ。徳助の頭からはひたすら下って行ったが、思っていたよりも早く神社の所に出ることができた。