大日山 1368m)
             

         2022年11月3日 晴れ

 自然観察路登山口(8:05)→滝見台(9:00)→尾根道合流点(10:15)→
 大日山(11:05〜11:45)→尾根道合流点(12:10)→カタクリ小屋
 (12:25)→新保道登山口(13:45)

  先週果たせなかった大日山に挑戦することにした。昨年は新保道から登ったので、今回は自然観察路から登ることにした。紅葉は今が真っ盛り。対岸の山では、スギの緑を赤や黄色の紅葉が縁取りをしている。登山道の両脇でも、カエデの赤、ブナの橙、名前を知らない大きな葉っぱの黄色などが、絶妙なコントラストを作り出している。ブナの幹も太陽が当たると白さが増している。
 滝見台までやってきたが、滝らしきものは見えない。滝は右側なのか左側なのかもわからない。きっと周りの木々が成長して滝を隠してしまったのだろう。特別急登も無いし、ルンルン気分で歩け、「このコースは登りやすく、大日山の最高の登山道だ。」思っていると、思いがけず危険な個所に遭遇した。小さな沢を横切るのだが、沢に降りる所が崖になっているのだ。ロープがかかっているので慎重に下りれば何とかなるのだが、初心者にはちょっと厳しいだろう。そこから尾根道との合流地点までも急登があり、やっぱりどの道を通っても簡単には大日山には登らせてくれない。
 合流地点を左に折れ、大日山の登りにかかる。トンネルのようになった紅葉の並木をくぐって行くと、前方に緩やかな山容を持った大日山が現れる。登って行くにつれて木々の背は低くなり、周りの景色が見えてくる。鈴ヶ岳への山並み、小松平野やその先の海まではっきりと見えている。
 頂上に近づくにつれて蛇行していく道が直線になるとその先が頂上だ。5人の先客が昼食を食べながら談笑していた。カップめんの昼食を食べて、その先の展望台に行ってみた。白山の頂上付近には雲がかかっていたが、5分ほどすると雲が流れ頂上が見えてきた。その右側の別山や経ヶ岳を始めとする福井の山々など雄大な眺めを堪能できた。
 帰りはカタクリ小屋から新保道を降りることにした。カタクリ小屋の裏手から堂々とした白山をはっきり望むことができた。沢に出るまでは急坂の連続だったが、時々右手に見える大日山に励まされ、無事車に戻ることができた。