石川の山  富士写ヶ岳941.9m)
                             

2022年10月29日 曇り

  枯淵登山口(8:35)→5分の3地点(9:45)→展望広場(10:35)→富士写ヶ岳
 (11:00〜11:35)→展望広場(12:00)→枯淵登山口(13:10)

真砂(まなご)集落から大日山に登ろうと思ったが、途中で通行止めだった。集落の人達はどうしているのだろうと一瞬思わないでもなかったが、急きょ登る山を変更することにした。そこで、偵察を兼ねて(かれ)(ふち)から富士写ヶ岳に登ることにした。
 40年も前に枯淵集落から登っていたが、ダムができたためか登り口が全く変わってしまった。大きなパーキングは2ヶ所あったが、登山口までは車道を少し歩かなければならなかった。
 登山口にはコンクリートの急傾斜の階段が造られていた。その上にもプラスチックの階段の急登が続いている。ようやくトラバースする道に変わったが、右側が深く切れ込んだ細い道で緊張する。眼下に九谷ダムが見える。やがて広い旧道に出たが、所々にロープのかかった急登がある。人間の記憶などあいまいなもので、このコースが一番登りやすいと勝手に思い込んでいた。しかしほとんど登り一辺倒のかなりハードな道だった。
 紅葉はまだ少し早かったが、高度を上げるにつれて緑の葉に紅葉が混じり始めた。中間あたりからシャクナゲが現れ出し、両側に群落を作っている所もあった。シーズンには見事な花を咲かせるのだろう。前山に登る手前に開けた場所があり、勝手に展望広場と名付けた。福井方面の山が望めたが、ガスではっきりしない。頂上に近づくにつれて紅葉も見ごろになってきた。
 ようやく着いた頂上に5人の先客がいた。みんなガスを使って温かいものを食べている。僕も負けじと近頃マイブームの韓国ラーメンを食べる。もやしやハム、卵を入れれば格段と美味しくなる。
 帰りは転倒しないように慎重に歩く。このコースはシャクナゲの頃下山するのに使うといいのではないかと思った。


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