石川県の山      箱屋谷山 685.1m)

                                   
平成24年5月23日(水) 晴れ

 医王山ビジターセンター(11:00)→大池平周遊コース入口(11:25)→
 三色泉(11:45)→
(さん)(じゃ)ヶ滝(12:10)→大池平休憩所
 (12:25〜55)→地蔵峠(13:20)→箱屋谷山(13:30〜40)→
 医王山ビジターセンター(14:05)

   昨年の秋から、3度目の医王山である。事前の下調べが甘く、スキー場の方へ行ってしまい、案内板を見てビジターセンターは反対側にあることがわかった。どんどん山の中に入り、不安になる頃、広々とした緑の敷地に立派な建物が突然現れてきて少し驚く。
 すでに駐車場には車が数台止まっていたが、時間が遅いからか人影はない。案内に従って、左の林道に進む。林道歩きはいつも退屈だ。しばらくするとベンチが現れ、そこから山道に入る。大木には若葉が茂り気持ちがいい。上を見上げると木漏れ日が緑の光を反射している。木が倒れている所から左に下っていくと三色泉という小さな泉がある。こんこんと伏流水がわき出ており、手を入れてみると想像以上に冷たい。おいしい水に一息ついて、元の道まで戻るが、思ったより急勾配で息が上がる。
 さらに先に進むと大池に出た。左手に少し登り、石がごろごろした歩きにくい道を下っていくと三蛇ヶ滝が見えてくる。山の中に似合わない子供の声が響き渡っている。聞いてみると合宿をしているようだ。滝自体は水量は豊かであるが、それほど高度感がなく平凡と言ってもいいだろう。
 大池の縁に建っている休憩所はトイレが付いた立派なものだ。さすが都会に近い山らしく、平日であるのに10人ぐらいの人が休んでいた。木陰にいると少し寒く、インスタントラーメンが暖かくちょうどおいしい。見上げればこの一帯のシンボル的存在の鳶岩が崖の上に見える。
 帰りは地蔵峠を目指したが、その手前に大池平を見渡せる立派な展望台テラスがある。休憩にはもってこいであるが、先を急ぐ。地蔵峠から階段を上り尾根道を歩く。道がせまくなりあまり歩かれていないようだ。箱屋谷山へは右手に入っていく。5分ほどで一方が開けている頂上に出た。前の標柱は熊にかじられており隣に新しい標柱が立っていた。途中にも見られたが、小さな広場には紫色のスミレがいっぱい咲いていた。
 箱屋谷山からはどんどん高度を下げ、あっという間にビジターセンターに戻ってきた。