石川県の山      猪鼻山 1200m)

                                   
平成24年10月10日(水) 晴れ時々曇り

  市ノ瀬(10:15)→白山展望台(10:40〜50)→園地頂上(11:25)→
   白山パノラマ展望台(11:40〜12:15)→園地頂上(12:25)→
   白山展望台への道と合流地点(12:55)→市ノ瀬(13:10)


白山パノラマ展望台から見た白山
  M先生と今年初めての登山。数日後に青年海外協力隊で娘さんが赴任しているウガンダを訪問する予定とあって、余り無理はできない。猪鼻山は白山の登山口である市ノ瀬にある。白山登山に来たが積雪などで登れなかった人のためにこのコースがあるそうだが、真偽のほどは定かでない。白山登山の季節は過ぎていてしかも平日とあって、駐車場はガラガラだった。
 コースは永井旅館の左手の階段から始まっている。すぐ市ノ瀬神社が現れる。高台にあったため、昭和9年の「手取川大洪水」では流失は免れたが、道路拡張のためここに移されたと案内板には書いてある。これから頻繁にこのような案内板が現れ、散策にはする人にとっては重宝する。頭上のぶなの木はまるで春の山のように緑がみずみずしい。
 すぐ白山展望台に出る。三角屋根の建物が建ち、ベンチが置かれている。白山方面が開けていて絶好のビューポイントだ。ただ、白山の上空に雲がかかっているのが残念だった。再びブナの林の中を歩き始める。ここのブナは一級品だ。ちらほら紅葉している木もあるが、まだまだ早い。
 園地の頂上から白山パノラマ展望台を目指す。ここからは中級向きのコースと書いてあったが、3回ほど急登があった。白山パノラマ展望台とはうまく名づけたもので、3本のブナの大木の間から白山釈迦岳と白山がパノラマのように広がっている。天候も回復して、白山の頂上まではっきりと見える。ベンチが置かれていたのでそこで昼食にした。眼前に白山のパノラマを見ながらまことに贅沢なひと時ではあった。
 猪鼻山の三角点はさらにその先だったが、道は整備されておらず今日はここで引き返し、園地頂上から岩屋俣谷園地を回って帰る。

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