石川県の山 岩倉観音山 (296m) |
|
上麦口(10:40)→沢米佐衛門の屋敷跡(11:25〜30)→岩倉観音堂(11:40) |
|
やがて「岩倉城址参道」という案内板が現れ、本格的な山道になる。その高い灌木に囲まれているので、ほとんど陽は当たらない。ゆるやかな坂をどんどん登って行くと広場に着いた。案内板は無いが、沢米佐衛門の屋敷跡であろう。片隅に小さな地蔵が建っている。 広場を過ぎるとすぐに岩倉城址と岩倉観音の分岐がある。右手の岩倉観音方へ進む。最近整備されたと思われるビニールの階段を登って行くと、観音堂が現れる。外観は新しかったが、古い堂の上に新しく建てたようだ。同行の女性が扉を開けると八手観音像が現れた。 左手の坂を登って行くと東門の土塁があり、すぐ先に本丸跡がある。想像以上に広い。遠足だったら5クラスぐらいは十分座ることができるだろう。 帰路は大手口から直接沢米佐衛門の屋敷跡に降りる。5分で着いてしまう。さらに、さむらい道を通って登山口近くで来た道と合流する。見晴らしは良くなかったが、肌で歴史に触れることができる山だった。紅葉もきっときれいだろう。部落に戻ると、赤とんぼの群れが逆光に輝いていた。 |