石川県の山      岩倉観音山 296m)                                  
平成25年10月14日(月)晴れ

  上麦口(10:40)→沢米佐衛門の屋敷跡(11:25〜30)→岩倉観音堂(11:40)
  →岩倉観音山(11:45〜12:15)→さむらい道(12:30)→上麦口(12:55)

  M先生と三村山に登ろうとゴンドラ乗り場まで行ったが、ゴンドラは営業を停止していた。こんなこともあろうかと、第2案を考えていたが、それは近くの岩倉観音山だ。上麦口の駐車場に女性が二人いて、彼女らは不安な様子だったので、一緒に登ることにした。部落から登山口までは案内があって迷う事がない。チェーンをまたいで幅の広い山道を進むが、下はぬかるんでいてチェーンが外されていても普通の車は入れそうもない。
 やがて「岩倉城址参道」という案内板が現れ、本格的な山道になる。その高い灌木に囲まれているので、ほとんど陽は当たらない。ゆるやかな坂をどんどん登って行くと広場に着いた。案内板は無いが、沢米佐衛門の屋敷跡であろう。片隅に小さな地蔵が建っている。
 広場を過ぎるとすぐに岩倉城址と岩倉観音の分岐がある。右手の岩倉観音方へ進む。最近整備されたと思われるビニールの階段を登って行くと、観音堂が現れる。外観は新しかったが、古い堂の上に新しく建てたようだ。同行の女性が扉を開けると八手観音像が現れた。
 左手の坂を登って行くと東門の土塁があり、すぐ先に本丸跡がある。想像以上に広い。遠足だったら5クラスぐらいは十分座ることができるだろう。  帰路は大手口から直接沢米佐衛門の屋敷跡に降りる。5分で着いてしまう。さらに、さむらい道を通って登山口近くで来た道と合流する。見晴らしは良くなかったが、肌で歴史に触れることができる山だった。紅葉もきっときれいだろう。部落に戻ると、赤とんぼの群れが逆光に輝いていた。

      石川・富山