石川県の山      (なる)(たに) 1596.6m)                                  
平成25年6月23日(日) 曇り時々晴れ一時雨

  林道終点(9:15)→鎧壁(10:10)→砂御前山分岐(10:30)→
  鳴谷山(11:40〜12:20)→砂御前山分岐(13:20)→鎧壁
  (13:35)→林道終点(14:15)

 中宮山に登るべく、6時半ごろ家を出た。旧中宮温泉スキー場を目指したが、林道の入り口にはチェーンがかかっていた。スキー場まで戻って少し考えていると、親切な女の人が声をかけてくれて、鍵の番号を教えてくれた。戻ってチェーンをはずし林道を進んでいったが登り口らしき所が見つからず、たとえ見つかったとしても山の中を一人で歩くことを考えると急に不安になり、引き返すことにした。
 天気はいいのでこのまま家にけるのは勿体無かったので、鳴谷山に登ることにした。末娘が小学校の時一緒に登って以来だから、十数年前のことになる。前を走るジープの人が敦賀から来ていて、しばらく一緒に登る。「シャクナゲとミズバショウが同時に見られる山」として知人からこの山を勧められたらしい。残念ながらそれらの季節は終わってしまっている。
 以前登った時はまったく気が付かなかったが、登山道の両脇に茂るシャクナゲの木は見事と言う以外になかった。やがて鎧壁と言われる砂岩がむき出しになったところに出る。左手は絶壁になって落ち込んでいるので慎重にトラバースする。ニッコウキスゲが数本きれいな花を咲かせていた。谷の向こうに鳴谷山のおだやかな山容が見えている。
 谷川の水が落ちるあたりにすっかり大きくなったミズバショウが群生している。青々とした葉っぱは中華料理にでも使えそうに思った。その後も所々にミズバショウは見られ、白いガクが残っているのも見られた。
 砂御前山は以前に登って見晴らしがないのがわかっていたので、右に分けて進む。アップダウンが多く、気の根っこも多く、決して歩きやすい道ではない。上に行くに従い小川と登山道が一体になっていて、赤土が見えている。滑りやすいので要注意だ。
 頂上手前の草原は気持ちがいい。右手に赤兎山と大長山が見えている。反時計回りに進んでいくと頂上に出た。左手に白山に連なるきれいな山が見えているが、肝心の白山の上部は雲の中。これだけを期待して登ってきたのでかなり残念ではあった。
 帰りに、今まで見たことがないかわいい花を見た。何という花だろう

      石川・富山