蓮如山 328m)  鷹落山 494.4m)

                                   
平成23年6月19日(土)曇り時々晴れ

 滝上町(9:55)→蓮如山(10:20〜25)→西俣自然教室分岐(10:55)
 →鷹落山(12:05〜40)→小大日山(12:45〜50)→西俣自然教室分岐
 (13:20)→熊野神社(13:50)→
真砂(まなご)集落跡(14:05)

  例によって登山口を見つけるのに一苦労する。蓮如山までは手すりのついた、コンクリートの階段が続く。ただし段差があまりないので登りやすい。尾根に出て右折すると蓮如山史跡公園、左折すると蓮如山の頂上だ。蓮如山には大きな石碑が建っており、錆びついたブランコが設置されていた。もうここに来る人はほとんどいないようだった。なぜ蓮如の名がついたのか、ガイドブックによると「加賀一向一揆のころ、柴田勝家勢に追われた長円寺の住職兄弟がここで落命し、持参していた蓮如上人の真筆や経典を焼失したことに由来する」らしい。
 左側のオートキャンプ場への階段を見送り、アップダウンの少ない緑のトンネルになった尾根道を歩く。日が出ても頭上でキラキラ光っているだけで、光線は下まで届かない。
 西俣自然教室への分岐点からいよいよ鷹落山へ向かう。右手の木立の間から緑の頂上部が見え隠れしている。かなりの急こう配の道を3度登ると動山(ゆるぎやま)との分岐点に出る。同行のM先生はかなりお疲れのようだった。
 そこから5分で頂上に着いた。明るく開けた頂上部からは笈ヶ岳や大倉岳、反対側からは小松市街や日本海が見える。白い卵型の小松ドームはランドマークだ。足元に目をやるとユリの花が咲いていた。こんなにたくさんのユリを見るのは初めてであった。
 帰りは西俣自然教室への分岐から降りた。杉林の急坂を下っていくと傾斜は一気に緩くなるが、あまり踏み込まれていない登山道には草が生えていた。畑やコンクリートの道が見えてきてホッとする。山裾の墓地では老婆が熱心に墓参りをしているのが印象的だった。