石川県の山      菅倉山(923m)

                       
平成29年5月8日(月) 晴れ

  登山口(9:50)→菅倉山(12:40〜55)→登山口(14:35)

 昨日銀杏峰に登った時、菅倉山のシャクナゲがきれいだったという話を聞いて、翌日の天気があまりにもよかったので思い切って行ってみることにした。名前も聞いたことが無かった山だったが、ネットで調べると山行記がいっぱい乗っていた。また、掲載されているシャクナゲの写真が、登山欲をかきたてるに十分だった。
 お隣石川県の九谷磁器窯跡近くの駐車場が登り口になっていて、福井市の自宅から1時間もかからない。最初は立派なスギ林の中を歩く。県道から近いので切り出しには便利だろうに、木材としての需要が無いのだろうか。道は結構急登で、所々にロープが張られている。杉林を過ぎるとブナなどの自然林に変わり、若葉が太陽にきらきら輝いている。最初に現れた花はミツバツツジだ。日陰に咲いているからか淡いピンク色だ。
  随分登っていたと思うのに一向にシャクナゲは現れない。左手の木が伐採されて見通しのきく場所から、まだらに雪をのせた大日山が姿を現している。「標高701m」の標識がかかっている所からようやく待ちに待ったシャクナゲが現れてきた。
 いろんな山でシャクナゲを見てきたが、これだけの規模で咲いているシャクナゲを見たのは初めてだった。色も薄いピンク、濃いピンク、白、黄色がかった白と様々だ。その花がほとんど頂上まで続いていた。2回ほど騙されてようやく着いた頂上をもシャクナゲが囲んでいた。誰もいない頂上で、シャクナゲ越しに見る大日山も独り占めだ。

      石川・富山