石川県の山    高野山(たかのやま) (372.8m) (あげ)原山(はらやま)(486.7m)

                                   
平成25年5月3日(金) 晴れ

  駐車場(9:25)→高野山分岐(10:00)→高野山(10:10〜15)→
  高野山分岐(10:20)→あずまや(10:45〜55)→
(がん)(ぶち)分岐
  (10)→揚原山
(昼食・11:25〜50)→蟹淵分岐(12:00)→蟹淵
  (12:15)→駐車場(12:15)

 
高野山
 久しぶりにM先生が同行するはずだったが、風を召されたとかでドタキャンされてしまったので、一人で登ることにした。高野山の登山口の少し先に数台止められる駐車場ができていた。この時間にほかの車は一台も無かったので、誰も山に入っていないといういやな予感がしたが、杉林の中を歩き始める。
 尾根への取り付きはジグザグの急坂になる。鉄塔を過ぎると、あたりは新緑に覆われてくる。傾斜はだんだん緩やかになり、やがて高野山への分岐に出る。ここを左に折れる
。枯れ落ち葉が堆積している尾根道には、いのししが掘ったと思われる小さな穴がいくつもあった。そしてミツバツツジがきれいなピンクの花を咲かせていた。 高野山の頂上は結構広く、右手に辰口温泉方面とその先に海が広がっていた。
 分岐まで戻りそのまま直進していく。道は整備されており、足取りも軽く快適な気分で歩いていける。あずまやの手前で階段の急登となる。あずまやからは金沢平野が一望できる。ただ、あずまやは越板がはずれていたりしてさびれた感じだった。
 あずまやを過ぎるとすぐ林道に出て、対岸の揚原山の登山口に入る。すぐ左手に展望所があり、今登ってきた尾根と高野山を見下ろすことができる。蟹淵への分岐にはきれいな案内板が立っていたが、案内板はいたるところにあり道に迷うことは無い。
 揚原山の頂上は周りの木に囲まれ眺望はきかない。インスタントラーメンの昼食を食べていると祭りの太鼓の音が響いてきた。のどかな田舎の祭りが目に浮かぶようであった。
 帰路は蟹淵の方に降りる。杉林の中の道はわかりにくく急であった。しかし、思ったより早く池に着いた。池の淵には大きくなりすぎたミズバショウの葉の間に、一輪だけ白い花が残っていた。池はコバルト色の水を満々とたたえていた。

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