石川県の山      鷲走(わっそう)ヶ岳(1096.6m)                                  
2022年11月12日 晴れ

  駐車場(7:55)→A・Bコース分岐(8:30)→林道(9:05)→白抜山
  (9:25)→Bコース合流点(9:45)→鷲走ヶ岳(10:50〜11:50)
  →Bコース合流点(12:20)→駐車場(13:20)


鷲走ヶ岳の頂上で
 紅葉の見ごろもそろそろ終わりだと思い、以前に登っていてその印象が強く残っていた鷲走ヶ岳に登ることにした。東二口の駐車場に車を入れるが、登山口が良くわからない。うろうろしていると、地元のおじいさんがわざわざ登山口まで案内してくれた。別れ際に「登ってくれてありがとうね」とまで言ってくれた。
 すぐに新道と旧道の分岐が現れたが、旧道にはあまり踏み跡が無かったので新道を歩くことにした。A・Bコースの分岐まではうっそうとした杉林の中を歩く。しかしかなりの急登だ。分岐からはAコースを採る。やがて紅葉が現れ、登山道は明るい色彩に変わる。圧倒的に赤みがかった黄色が多い。左手前方に白抜山の穏やかな山容が現れるがかなり高く感じる。
 登山道が崩れて崖になっている危険な個所やロープの張られた急登も何カ所かあって、かなり苦労して白抜山に着く。1カ所ススキが刈られていて、白山や大笠山が手取湖の上にそびえている。
 次の鷲走ヶ岳に登るためにはかなり下らなければならず気がめいる。また本格的な登りが始まったが、青空に映える紅葉に励まされて何とか頂上の稜線に達する。白抜山の時もそうだったが、稜線から頂上までがだらだらと長い。何回か騙されて着いた頂上には誰もいなかった。山頂には三角点と方位版があったが、方位版に書かれた山の少なさにはがっかりした。山名の標識も、小さな札が枝にかかっているだけだった。ただ、名だたる山に囲まれた眺望は抜群だった。
 帰りはBコースを歩いたら何と半分の時間で駐車場に戻ってきた。途中に林道があったり、白抜山を経由しないのがその理由だろう。また分岐に小さな標識はあるが、文字はほとんど消えておりあまり役に立たなかった。忘れられつつある山になるのかちょっと心配だ。

      石川・富山