花の百名山    角田(かくだ)482m)

         令和元年6月4日(火)晴れ

  五ヶ峠(いつつがとうげ)登山口(6:50)→灯台コース分岐(7:45)→角田山(8:00〜25)
  →灯台コース分岐(8:35)→
五ヶ峠(いつつがとうげ)登山口(9:25)

 佐渡島と尾瀬を訪問するついでに、花の百名山である角田山に登ることにした。昨日は9時20分発のフェリーで新潟港を出発して、目的の大野亀には滞在時間サ30分ほどで戻ってくるという強行軍であったが、トビシマカンゾウの大群落に出会えて大満足であった。
 新潟市の道の駅「新潟ふるさと村」を4時半に出発したため、6時前に登山口に到着してしまった。いかにも早すぎなので、1時間ほど本を読んで時間をつぶした。ここは雪割草とカタクリで有名な山だが、今は駐車場に一台の車も無く、この季節は誰も登らないのかと少し不安な気持ちで歩き始めた。少し行くと、登山道にシロヤシロの花がいっぱい落ちていた。上を見上げると遥か頭上にたくさんの花を見ることができた。丹沢などの木と違い随分背が高い。雪割草やカタクリこそなかったが、この季節に低山で見られる木イチゴやツツジの花が目を楽しませてくれる。
 登山道は木々に囲まれ涼しくて気持ちはいいが、見晴しはよくない。灯台コースの分岐に来た時、ここを降りれば灯台や日本海の雄姿を眺めることができるのだろうなと思ったが、車の所に戻ってこなければならないので、そういうわけにはいかない。時々擬木の階段が現れるが、急登のない登りやすい道なのでスピードが上がる。 頂上部は広々としていた。ベンチもたくさんあって、花が最盛期のころの人出が想像できる。ベンチに男の人が座っていて、少し話をする。健康のために週に1,2回登っているそうだ。突然遠くから「こら〜」と何かに向かって怒っている声が聞こえる。反対側から登ってきたその男の人の話では、なんとイノシシが二頭いたそうだ。
 下山中に、何人かの登山客に会い、平日でも結構人気のある山だということがわかった。下山後近くの「よりなれ」で温泉に入る。500円でタオルとバスタオルが付くなんて初めての経験だった。さっぱりした気分で次の訪問地の尾瀬に向かった。
 佐渡島のチシマカンゾウ  
尾瀬のミズガショウ