畦ヶ丸(あぜがまる)1292) 

          
平成26年5月17日(土) 晴れ

   西丹沢自然教室(4:50)→権現山登山口(5:25〜30)→善六ノタワ(6:40)
  →畦ヶ丸(7:40〜50)→善六ノタワ(8:25)→権現山登山口(9:20)→
  西丹沢自然教室(9:45)
    

頂上から見た富士山
 土曜日とあって、西丹沢自然教室の駐車場は4時半頃には満杯となってしまう。あとは道路わきの空き地に止めるしかない。周りの人たちにつられ、僕も準備にかかる。
 ほとんどの人が
(ひのき)(ぼら)(まる)か大室山に行くようで、中川にかかる吊り橋を渡る人はいない。すぐに河原に出て、しばらくは木橋を渡ったり、石伝いに小川を渡渉したりしながら進んでいく。その間に堰を3つ超えていく。右へ行ったり左に曲がったり変化にとんだ道だが、案内標識がしっかりしているので迷うことはない。
 やがてベンチのある小さな広場に出る。権現山の登山口ともなっているようだが、道は途中で行き止まりになっているという案内板があるだけだ。
 
本棚(ほんだな)(たき)はパスして、いよいよ尾根道を進んでいく。杉の植林の中を通り抜けると、鮮やかな青葉の天井だ。両側が切れ落ちた痩せ尾根の先が「善六ノタワ」だ。そのあたりからミツバツツジやシロヤシオが現れ出す。「頂上まで0.9キロ」までの道標が現れてからが長く感じたが、道はだんだんゆるやかになり、誰もいない頂上に着いた。視界のきかない頂上に少し落胆したが、木々の間から真っ白な富士山を見たとき感激の山に変わってしまった。富士山はそれほどのインパクトがある山だ。
  途中ほとんど周りが見えなかったが、童心に帰るような河原歩き、ブナの原生林、春の花々、人の少ない静かな山歩きがこの山の魅力だろう。