(くろ)(だけ)  (798m)    

平成25年3月22日(金) 晴れ
 登山口(6:15)→玄岳(6:30〜40)→登山口(6:50)
 
天使の階段
  この山の登り口を捜すのに苦労した。それと言うのも伊豆スカイラインの玄岳ICを降りなければならないと頭から信じていたせいだ。またこれまでの山と違って登り口の案内がはっきりしていず、実際はスカイラインのパーキングの反対側にあった。
 登山口から潅木の中の細い道に入っていく。刈り取った笹がそのまま登山道にあり滑りやすい所があったが、だんだん広く登りやすい道に代わって行った。頂上はあっという間。朝も早いので、もちろん誰もいない。雲の間から太陽の光が海に差し込んでいて、天使の階段ができていた。全体に曇りがちで、富士山は雲と雲の間からようやく顔を出していた。
 本当は熱海から苦労して登るべき山だろうが、あまりにもあっけなかったので、それだけ印象も薄い山となってしまった。
不老山 (928m)
 金時公園(9:05)→林道終点(10:15〜20)→不老山(11:15〜25)
 →林道終点(12:00)→金時公園(12:55)

 途中の御殿場から見た富士山は、順光の中、裾野まではっきり見えてこれまでとは違った姿を見せていた。金時公園から林の中のかなり勾配がきつい階段を登っていく。30分も歩くと林道に出た。この林道も登りになっており長く感じた。富士山が枝の間から時々見えるの、がせめてもの慰めである。
 終点からいよいよ最後の山道になる。富士スピードウェイのレーシングカーのエンジン音が辺りに響いている。稜線に出て、尾根道を左に進んでいくと不老山の南峰に着く。ここからはきれいな富士山が姿を見せている。伊豆の方から見た富士よりもずっと雪が多い。この山はここからの眺めがなかったら、存在意義は薄れてしまうのではないだろうか。本当の山頂はここから5分ほど行ったところだが、視界はまったくなくベンチが置いてあるだけだ。
 帰り道を歩いていると、走って降りてくる女性がいた。最近時々山の中を走っている人を見かける。山岳レースが盛んになり始めたせいだろうか。車に戻ってインスタントラーメンの昼食とした。広場ではお年寄りがゲートボールを楽しんでいた。のどかな春ではあった。