幕山(まくやま) 625m)

                                   
平成24年3月21日(水)晴れ

 幕山公園(6:15)→東屋(7:00)→幕山(7:35〜45)→大石ヶ平
 (8:20)→幕山(9:35)

 
大島と神島
 幕山というキーワードをナビでうまく探せなかったので、とにかく湯河原を目指した。登山口の幕山公園は「梅の宴」の会場にもなっているためか、すぐ標識が見つかった。下見にと思い公園まで言ってみると、いくつもある駐車場は車であふれていた。「梅の宴」はすでに終わっていたが、今年は開花が遅れていてまだ大勢の人が訪れているらしい。
 時間つぶしに「星ヶ山公園」に行って見た。眼下に真鶴岬と相模湾が広がっており、まさに絶景ポイントである。5月になると約5万株のさつきが見頃となり色鮮やかな花々が目に浮かぶようである。
 ひと気のなくなった駐車場で眠り、翌日公園に一番近い駐車場に移動すると、すでに何台かの車が止まっていた。梅を移しにきたカメラマンである。山すそを彩る4000本の赤やピンクや白などのさまざまな色の梅はなるほど見事としか言いようがない。
 所々で梅を観賞しながら登っていく。左手山側にはロッククライミングの練習場として知られる岩場が林立している。梅と別れてひたすら登っていくと湯河原の町並みが見えてきて東屋に着く。絶好の昼食ポイントだ。さらにジグザグに登っていくと頂上に着く。
 頂上には二人の男性がいたが、「こんなに朝早く」と向こうの方に驚かれた。広い頂上は南東に展望が開けている。地元の人らしい男性は、相模湾に浮かぶ初島や大島、伊豆半島の海側にぽんとそびえている大室山と小室山などの説明をしてくれる。
 帰路は大石ヶ平の方にまわる。この地方の山の特徴でもあるハコネダケのトンネルを抜けると大石ヶ平は近く、原に出ると今登ってきた幕山が見渡せる。幕山公園に戻るころには太陽も出てきて、朝日に照らされる梅の花はいっそう鮮やかだった。
 芦ノ湖に戻る有料道路で、突然真っ白に雪を抱いた富士山が裾野から頂上まで見えたのには大感激だった。